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「釣魚島文献図籍録」の編纂が開始

2013-06-04 15:49:31     cri    
 中国国家図書館はこのほど「文献が証拠-釣魚島文献図籍録」の編纂を開始しました。文献を証拠として中国が最も早く釣魚島を発見し命名したことや、中国が長期にわたって釣魚島を管轄してきた歴史的事実を十分に証明することになります。

 中国国家図書館立法方策サービス部の張曙光副教授によりますと、「図籍録」は「釣魚島及びその付属島嶼の概況」、「古代文献における釣魚島」、「近現代文献における釣魚島」、「国内外の地図における釣魚島」という4章から成ります。写真や絵、文献などを豊富に使い、文献に記載された釣魚島や釣魚島問題の概観を客観的、的確に示します。

 「図籍録」は主に明、清の時代の「使琉球録」、琉球に関する著述、海防に関する文献、外交文書、国内外の地図、法律文書などを収録します。特に今回、中国国家図書館は一部の珍しい文献を公開し、先人の研究を補足しています。例えば、清の嘉慶十三年(1808年)琉球に冊封された使節、斎鯤が著作した文集 「東瀛百詠」には、中国と琉球の海上の境界線の黒水溝や、この溝を越えて海を祭ったことが書かれています。また、イギリス人が1801年に作成した「新中国地図」はイギリスの公定地図とされました。地図上では台湾島の北東方向に沿って、はっきりと表記されている「釣魚嶼」の文字が見えます。この島嶼は中国の福建省と同じ色で着色されているだけではなく、中国の福建語で命名されています。

 中国社会科学院中国辺境歴史地理研究センターの研究員の李国強氏は、「釣魚島の主権は中国に属すという歴史的、法理的根拠はこれらの国内外の文献の中に十分に示されている。これらの文献は、中国が最も早く釣魚島を発見し命名したことや、中国が長期にわたって釣魚島を管轄してきた歴史的事実を十分に証明できる」と述べました。(玉華、吉野)

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