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専門家、「中国の軍用機は正常飛行」

2013-01-11 18:40:26     cri    

 日本のメディアは、日本航空自衛隊が10日、中国の戦闘機が釣魚島、北の上空の飛行を発見したと報道しています。この情報について中国軍当局はまだ確認していませんが、中国の軍事専門家はこれについて、「中国軍用機の釣魚島付近飛行は、正常な行動だ。もし、これが事実であれば、中国軍隊の領土保全の決意の表れだ」と述べました。

 日本のメディアによりますと、日本航空自衛隊は、10日昼ごろ中国軍の戦闘機数機が東海上空にある日本のいわゆる「防空識別圏」に入ったのを確認し、航空自衛隊が那覇基地からF15戦闘機を緊急発進させたということです。これに対して、中国の軍事専門家李傑氏は、「この行動がもし事実であれば、我々の力や、釣魚島が中国の領土だと言う主権を守りぬく決意を示している。また、中国の海軍・空軍が領土保全を効果的に維持する強固な力を示した」と述べました。

 軍事専門家の尹卓氏は、「日本側が一方的に画定した、いわゆる『防空識別圏』は中国の東南沿海線に近く、国際法の根拠はない。一方、中国の軍用機がこの海域を飛行するのは全く正常で、日本が中国の軍用機と公務機を阻むのは不法な行為だ」と指摘しました。

 安倍晋三首相は就任以来、釣魚島問題での態度は日増しに強硬になっています。8日、日本は、「小野寺五典防衛相がアメリカのパネッタ国防長官と初めて電話会談を行い、日米両国が緊密に協力して、中国の船舶と航空機が釣魚島海域及び領空に入ることに共同で対応することで一致に達した」と一方的に発表しました。これに先立ち、日本はまた、9機の戦闘機を出動して中国の公務機を遮りました。

 尹卓氏は、「われわれの飛行は、今になって関連の海域を飛行するものではなく、数十年も行われていたものだ。中国の航空機が釣魚島付近海域を飛行するのはいうまでもなく、釣魚島上空を飛行するのも合理的で、合法だ。いかなる非難もされることはない。我々の行為は武力衝突になる可能性はない。日本が完全武装した戦闘機9機で我々の公務機1機を阻むのは非常に不思議で、無責任であり、情勢をエスカレートさせる行為だ。双方は再び交渉のテーブルに着いたほうがよい」と強調しました。

 李傑氏は、「中国側は、意志を示している。合理的で正常な範囲内で、我々は事を起こさない。しかし、もし日本側が事を起こせば、我々は主権と権益を断固として維持する」と述べました。(玉華、高橋)

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