中国の習近平国家主席はこの3日から、ラテンアメリカの3カ国を訪問しています。習近平主席の訪問は中国国民や国内メディアの注目を集めているだけではなく、訪問先の政界やその他の業界も高い関心を示しています。

　メキシコ大学院大学アジア・アフリカ研究センターの中国問題専門家であるリリャナ教授は、「習主席の訪問は、両国の各分野での協力促進に重要な役割を果たすと信じている。就任から3ヶ月足らずでメキシコを含むラテンアメリカ3カ国を訪問するということは、中国の指導層がラテンアメリカとの関係を重視していることを表している」という考えを表明しました。

　メキシコには、中国との接点を持つ人が少なくありません。マスコミ系のベテラン記者であるエレーラ氏は2012年、中国国務院報道弁公室の招きに応じ、「中国農業の旅」という取材活動に参加し、帰国後、「中国農業の発展」という本を書きました。エレーラ氏は、「習主席の訪問は双方に共同発展のチャンスを与えるだろう」と表明しました。

　メキシコ企業代表のカラル氏は、「両国首脳の会談を通して、二国間の長期的な協力ができるよう望んでいる」として、多くの企業の期待を伝えました。

　貿易、投資及び技術の関連協会の責任者を務めるレイ元中国駐在メキシコ大使は、「習主席の訪問は、メキシコとの関係を積極的に発展させようとする意向を具体的に表すものだ。両国の戦略的協力関係が構築されれば、二国間の各分野での協力に長期的な役割を果たすだろう」と述べました。（万、NM）