中国の李克強首相は20日、インドの新聞紙『The Hindu』と『Dainik Jagran』で署名入り文章「ヒマラヤを越える握手」を発表しました。
李首相は文章の中で「中国とインドは共に経済発展、国民生活の改善、国家の振興などの歴史任務に直面し、平和で安定した周辺および外部環境を望み、対話と協力による互恵共栄を求めている。中国はインドの発展を好ましく見ており、インドとの協力拡大に取り組み、協力の分野と規模を拡大して両国の経済社会の発展を促していきたい」と述べました。
文章はまた「中国とインドの発展には歴史に残された未解決の難題があるものの、両国の共通利益は食い違いより大きい。両国が相互信頼を増進し、猜疑をなくして素直に相手と向き合い、対話を続ければ、これらの問題は適切に解決できるだろう」としました。
さらに「平和発展の道を歩むことは中国人民の断固とした理念と行動である。中国は現行の国際秩序や国際システムの受益者で、保護者でもある。インドなど多くの国と共に国際システムの改革を推し進めていきたい。中国は自らの国力に相応しい国際責任を担い、より開放した態度で世界に向き合う。そして、世界がより平和的な態度で中国を見るよう願っている」としました。
最後に、文章は「アジアの未来は中国とインドにかかっている。中国とインドの平和と繁栄、両国の市場の融合はアジアに幸福をもたらし、世界のためにもなる。中国とインドの協力は必ずや両国の国民に恩恵をもたらし、世界により多くのチャンスをもたらすに違いない」としました。(05/20 Lin、NM)
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