インドを公式訪問中の李克強首相は19日ニューデリーで「中国とインドの両国関係は戦略的な意義を持っており、双方にはアジア協力における新たな注目ポイントを生み出す能力がある」と述べました。
これは、李首相が当日夜インドのシン首相との会談で述べたものです。この中で、李首相は「中国とインドが実務的な協力を強化し、共同発展を図ることは、両国国民をはじめ、当地域ひいては世界の平和、安定と繁栄にもプラスとなる。現在、両国の間では政治的相互信頼と実務的協力が深まっており、意見の食い違いよりも共同の利益が多く、新たな注目ポイントを生み出す意志、知恵と能力があるとともに、世界経済に新たなエネルギーを注ぎ、アジアと世界に巨大なポテンシャルと市場ニーズを作り出していることを、今回のインド訪問でアピールしたい」と語りました。
これに対し、シン首相は「インド政府と国民は、李克強首相が就任後初外遊の訪問国としてインドを訪れたことを光栄に思っている。インドと中国は協力パートナーであり、ライバルではない。両国の協力は両国国民や世界の平和と繁栄にとって重要な意義がある。インドは、中国との関係発展を非常に重視しており、今後も中国とともに努力して実務的協力を推進するとともに、国境問題での食い違いを調整し、両国の戦略的パートナーシップを新たなレベルに引き上げていきたい」と述べました。(ミン・イヒョウ)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |