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 中国外務省、「李首相の外訪は重要な外交行動」

2013-05-16 17:26:33     cri     [A  A  A]

 中国外務省は16日、国内外のメディアに向けてブリーフィングを行い、国務院の李克強首相が予定しているアジア・ヨーロッパ訪問について紹介しました。外務省の宋涛次官は、「今回の訪問は、首相の就任以来始めての海外訪問で、中国の新しい政府の、周辺国家とヨーロッパの国々に対しての重要な外交行動だ」と述べました。

 宋次官は、「インドは中国の重要な隣国で、発展途上国であり、新興市場国でもある。中国とインドの相互協力は、大きな潜在力が秘められていると同時に、戦略的意義があり、全世界に影響を与える。李首相が初訪問にインドを選んだのは、中国の新政府が両国関係を高度に重視していることを表している」と話しました。

 現在、中国はインドの対外貿易で2位を占めており、インドは南アジア諸国の中で中国の最大の貿易対象国です。2012年、両国の貿易総額は665億ドルに達しました。また、インドは中国の海外プロジェクト協力の重要な市場でもあります。

 パキスタンは中国の重要な隣国で、全面的な戦略パートナーです。互いの核心的重大利益に関わる問題では終始理解しあい、互いに支持しています。李首相のパキスタン訪問は、パキスタンの国民議会選挙が終わり、新政府が組閣される前の時期に当たります。宋次官は、「このような時期に訪問することは、中国とパキスタンとの特別な友好を表している」と話しました。

 パキスタン訪問後、李首相はスイスを訪問する予定です。スイスは中国にとって、ヨーロッパでの、EUのメンバー国外の重要な貿易国です。また、スイスは最初に中国の市場経済の地位を認め、中国と自由貿易交渉を始めたヨーロッパ国家の1つです。商務省の蒋耀平次官は、李首相の訪問に先立ち、中国とスイスの自由貿易交渉が積極的な進展を得たことを明らかにしました。

 今回李首相の海外訪問で、ドイツは唯一のEUメンバー国です。これに対し宋次官は、「ドイツはヨーロッパにおける中国最大の経済協力パートナーで、去年双方の貿易額は1600億ドルを超え、中国とEUの貿易額の30%を占めた。中国とドイツ互いの国における投資は増加し、去年の成長率は25%を超え、各分野における協力は活発だ。両国の指導者は双方の実務協力の推進に、高度の共通認識を有している」と述べました。

 李首相は、ドイツの政界、経済界の幅広い人士と交流するほか、中国とドイツの工商会の昼食会で講演を予定しています。また、両国は製造業、投資、経済、都市化などの分野における一連の協力協議に調印する予定です。(劉叡、志摩)

   
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