中国国務院の李克強首相は19日午前、インド、パキスタン、スイス、ドイツを公式訪問するため、北京を発ちました。李克強氏が3月に首相に就任してから、初めての外国訪問となります。
これに先立ち、中国外務省は「今回の訪問は中国の新しい政府による周辺諸国と欧州諸国に対する重要な外交活動だ」としています。それによりますと、李克強首相は訪問期間中、4カ国の指導者とそれぞれ会談や会見を行い、共に感心を寄せている国際と地域の問題をめぐって意見を交換します。また4カ国での講演会のほか、中国とこれら4カ国との経済、貿易などの分野での一連の提携文書の調印にも立ち会う予定だということです。
今回の最初の訪問先はインドで、出発前日に李克強首相は中国・インド青年代表と会見しました。席上、李首相は「中国とインドは重要な近隣で、地政学上のパートナーでもある。中国とインドとの関係はアジアと世界の視点から見れば重要な戦略的意義があるだけでなく、両国の25億人の運命と福祉にも直接かかわっている。中国とインドの二大文明が互いに鑑み、融合しあうほか、両国の大きな市場が提携し、仲睦まじく付き合い、相手の関心事項を尊重しあい、食い違いを適切に処理してこそ、両国の国民に目に見える利益をもたらし、アジアと世界の発展と繁栄に計り知れない、強大な原動力が提供されることになる」と話しました。(Yan、吉野)
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