中国外務省の洪磊報道官は13日、中国の李克強首相が5月19日から27日にかけて、インド共和国のシン首相やスイス連邦のマウラー大統領、ドイツ連邦共和国のメルケル首相、パキスタンイスラム共和国政府の招きに応じ、４カ国を公式訪問することを明らかにしました。

　パキスタン訪問の日程について、洪磊報道官は「ザルダリ大統領をはじめ、同国の指導者と会談し、二国間関係や、そのほか、共に関心を寄せる問題をめぐり率直な意見交換を行う。また、中国とパキスタン関係に関する演説を行い、パキスタン各界の友好人士と幅広く接触していく」と説明しました。さらに、「李克強首相の今回のパキスタン訪問は必ずや両国の全面的な戦略的協力を深め、中国・パキスタン関係が新たなステップにまい進していくよう促していくに違いない」と述べました。

　なお、インド訪問の日程について、シン首相と会談するほか、中国・インド関係、とりわけ、新しい時期における中国・インド関係の全面発展をめぐり、インドの要人たちと率直な意見交換を行っていく予定です。洪磊報道官は「李克強首相による今回のインド訪問は中国とインド関係を平和と繁栄の戦略的パートナーシップに向け、さらに高いレベルに押し上げていく」と述べました。（Yan、山下）