一部の報道によりますと、欧州連合(EU)のメンバー国が中国からの太陽光パネル製品に対し反ダンピング関税を課すよう加盟国に提案したとしています。これに対し中国商務省の瀋丹陽報道官は16日、「中国はこのことに非常に注目している。もし報道が事実であれば、EUの行動は多くの国の共同認識に背くことになり、中国とヨーロッパの経済貿易関係に大きな被害をもたらす」と述べました。
瀋報道官は商務省の記者会見で、「国際金融危機が始まって以来、EUを含む各国の指導者は、貿易と投資に対し新た保護主義政策をとらないよう幾度となく強調してきた。中国は約束を履行し、EUが一部の製品に対し政府の補助金を出すことに終始自制の態度をとってきた。結果を考えずに、独断で貿易救済措置を乱用するやり方は、各国指導者の約束に背くことになり、貿易摩擦の解決にはならない上、景気の回復を妨げ、人々の景気回復に対する自信を大きく損なうことになる」と述べました。
瀋報道官は、「去年から中国とヨーロッパの双方の貿易額が減少しているが、ヨーロッパの中国に対する頻繁な貿易救済による影響は無視できない。中国の対話を通じて貿易摩擦を解消する姿勢は依然として変わっていない。中国は、中国とヨーロッパの大局的な経済貿易協力に影響を与えることやEUとの貿易戦争を望んでいない」と強調しました。(劉叡、志摩)暮らし・経済へ
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