第24回ドイツ・スペイン政府間交渉が4日、ドイツのベルリンで行われました。スペインのラホイ首相は数人の閣僚を率いて出席し、ドイツに対し引き続きスペインへの支援を求めました。

　ドイツのメルケル首相は交渉で、ラホイ首相が国内の雇用改善や構造改革などの面で収めた成果を評価し、スペイン政府が当面の危機を解決できると確信すると示し、「ドイツは全力でスペインを支援する」と述べました。

　報道によれば、ドイツとスペインはこれまで貿易や観光などの分野において大きな進展をとげると共に、環境保護や新エネルギー開発などで一層協力を強めることで合意しました。

　また、ラホイ首相の不正献金疑惑報道について、ドイツのメルケル首相は、「不正献金を受け取った疑惑は、今回交渉の議題ではない」とし、「彼を信じている。今後も緊密に協力できると信じている」と述べました。（ZHL、吉野） 国際・交流へ