ドイツのガウク大統領は10日、チェコを訪問し、チェコのクラウス大統領と共にナチスによる虐殺の現場となったリディツェ村を訪れ、犠牲者を追悼しました。
リディツェ村の惨劇は第2次世界大戦中の1942年6月に起きました。リディツェ村の住民は当時、チェコを支配していたナチスのラインハルト・ハイドリヒ保安警察長官を暗殺したゲリラ部隊の隊員をかくまった事でドイツ軍の焼き討ちにあい、15歳以上の男性173人が惨殺されたほか、女性はナチスの強制収容所に送られ、88人の子供が強制収容所で毒ガスにより殺害されました。この惨劇でおよそ340人が死亡したものです。
今回の訪問はガウク大統領の就任後初のチェコ訪問で、ドイツ大統領のリディツェ村訪問は惨劇発生後から70年で初となりました。(Yin)国際・交流へ
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