ドイツのメルケル首相は2日、ドイツの『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙のインタビューに答えた際、「ギリシャの経済構造改革が順調に進展し、将来、基礎的財政収支(プライマリーバランス)を継続的に黒字に保ち、かつ新たな債務が発生しなければ、2014年にギリシャ救済計画の効果が見られた後で、ドイツはギリシャ国債の『ヘアカット(債務元本の減免)』を行う可能性がある」と述べました。
メルケル首相のこの態度表明は、これまでの強硬姿勢と比べていくらか緩和されています。メルケル首相とその政府報道官はこれまで、ドイツの公的債権者が保有するギリシャ国債の「ヘアカット」に反対すると何度も強調すると共に、ギリシャの財政改革が既定目標に達しなければ、更なる国際援助は得られないとしていました。
メルケル首相は「ギリシャへの現金援助の継続に疑問を抱くドイツ世論の声は理解できる」とした上で「ギリシャを支援し、ユーロ圏の統一を守ることはドイツの長期的な国益に合致する」と強調しました。(ZHL、中原) 国際・交流へ
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