中国国務院報道弁公室が24日、『中国のエネルギー政策(2012)』白書を発表しました。これは、中国のエネルギー利用の現状、現在直面している課題、近代エネルギー産業体系の構築、エネルギーの国際協力の強化に関する全般的な計画などを全面的に紹介しています。
白書によりますと、2011年、中国の一次エネルギーの生産量は31.8億標準石炭に達しており、世界一になっています。2015年までに、非化石エネルギーが中国の一次エネルギー消費に占める割合は11.4%に達する見込みで、GDP(国内総生産)当たりのエネルギー消費は2010年より16%下がり、GDP当たり二酸化炭素(CO2)の排出量は2010年より17%下がると見込まれています。
白書はまた、中国のエネルギー発展の方針は「節約優先、国内に立脚した多元的発展、環境の保護、イノベーションによる革新、改革の深化、国際協力、人々の生活の改善」だと掲げ、持続可能なエネルギーの発展で経済と社会の発展を支えていくとしています。
さらに、中国は平等互恵、ウィンウィンの原則の下で、エネルギーの産出国、消費国と国際エネルギー機構との協力を一層強化し、世界のエネルギーの持続可能な発展を共に押し進め、グローバルなエネルギー確保と気候変動の対応でしかるべき貢献をしていくと強調しています。(Yan、高橋)
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