中国の楽玉成外務次官は17日、インドネシアの首都ジャカルタで、インドネシア外務省のアジア太平洋・アフリカ地区政策研究発展センターのプラモノ主任と外交政策をめぐって協議を行い、中国とASEAN・東南アジア諸国連合との関係、および南海問題に言及しました。
中国とASEANの関係について、楽次官は、「中国の対ASEAN政策は『三つの支持』にまとめられる。第1は、ASEANの団結・協力を支持する。第2は、ASEAN一体化建設を支持する。第3は、東アジア協力においてASEANが主導的な役割を果たすことを支持する。また、中国とASEANの関係は3つの「真っ先に」とまとめられる。つまり、中国は真っ先に、「東南アジア友好協力条約」に加盟し、真っ先にASEANと戦略パートナーシップを結び、真っ先に「東南アジア非核化地域条約」を支持するということだ。現在、中国はASEANの最大の貿易パートナーであり、また、ASEANと連携して発展途上国間の最大規模の自由貿易エリアを設立した」と述べました。
また南海問題について、楽次官は、「最近の南海問題の紛争を中国側は望んでおらず、一部の国の行為は各国が合意した「南海各国行動宣言」の精神に背き、南海情勢緊張の重要な原因となった。当面、南海問題の解決は2つの面から手をつけなければならない。まず、緊張を緩和し、相互信頼を回復・増進すると同時に、南海問題をめぐる紛争を抑え、各方面が「宣言」が提唱する精神に着実に従う。中国はASEANの団結と協力を支持し、一方、ASEANも中国側の利益を充分に尊重する必要がある。次に、協力に取り組み、紛争を棚上げにし、共同開発を推進すべきだ」と述べました。
(HJ、大野)
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