中国の楊潔チ外相は12日午後、カンボジアの首都プノンペンで開かれた第19回ASEAN(東南アジア諸国連合)地域フォーラム外相会議に出席し、アジア太平洋地域の情勢と朝鮮核問題に対して、中国の立場を表明しました。
アジア太平洋地域の情勢について、楊外相は「国際金融危機の影響が依然として深く存在しており、世界経済の成長が鈍化している背景がある中、アジア太平洋地域の経済は急速な発展の勢いを保ち、地域内の国々も密接な協力を維持している。今までに私たちが成し遂げた成果は、この地域の数十年間の平和と安定であり、各国の共同努力の結果、実現したもので、大切にするべきだ」と述べました。さらに、「今はまだ多くの課題に直面しており、アジア太平洋地域の各国は団結を強め、協力を深め、この地域の平和と安定における大局を維持させ、発展の勢いを保つべきだ」と強調しました。
朝鮮核問題について、楊外相は「中国は、対話による矛盾の解決を主張しており、関係各方面が関心を寄せる問題に対し、全面的でバランスの取れた対応によって、共同の安全を実現するよう」呼びかけました。(万、山下)
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