欧州連合(EU)の欧州委員会は15日に最新の2011年中期経済見通しを発表し、ヨーロッパ諸国の主権債務危機と金融市場の不安定により、2011年のユーロ圏の経済成長は下降の兆しが見られることを明らかにしました。
今回の見通しは5月に1.8%と予測した2011年におけるEUの経済成長率を1.7%に下方修正しましたが、ユーロ圏の経済成長率は引き続き1.6%に据え置きました。また、2011年下半期のEU及びユーロ圏の経済成長率をそれぞれ0.5ポイント下方修正しました。
欧州委員会関係筋は、「EUの経済成長を正常な軌道に回復するには、金融の安定と財政の持続可能性を維持する必要がある。市場に影響を及ぼす不確定要素を減らすため、7月21日に開かれたユーロ圏サミットの決議を実施することが、目下EUの急務となっている」との考えを示しました。(万、中原)国際・交流へ
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