欧州委員会はこのほど、「2015年から船舶燃料の硫黄含有量を減少させることによって、海運がもたらす空気汚染を厳しく抑制していく」と提案する公告を発表しました。
この提案では、船用液体燃料の硫黄含有量の基準を修正した上で、国際海事機関の関連基準をEUの法律に取り入れるということです。これにより、2015年から、バルト海、北海、イギリス海峡などの海域を航行する船に対して、燃料の硫黄最高含有量は現在の1.5%から0.1%に、また、ヨーロッパのその他の海域を航行する船舶の燃料の硫黄含有量の基準は2020年から、4.5%から0.5%に下げられることになります。
欧州委員会は、「この提案が採択されれば、2015年から2020年にかけて次第に実施に移される。2020年まで、船舶の排気ガスの中の二酸化硫黄と粒子状汚染物質をそれぞれ90%と80%削減できる」と述べています。(翻訳:玉華)
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