中国国家統計局が9日に発表したところによりますと、6月の中国の消費者物価指数(CPI)の上昇率は6.4%に達し、この3年間で最高となりました。専門家は、「今年下半期に中国のCPIは反落するだろう」とみています。
中国大手金融機関であるBOC International Holdings Ltd.のチーフエコノミストの曹遠征氏は、「中国の通貨政策が効果を発揮しており、インフレが緩和されてきた。6月のCPIがこの3年来の最高となったにもかかわらず、コアインフレ率(エネルギーと食品を除く)は前月より低下した。これによって通貨政策によるインフレの抑制が効果的なものだとわかった」と分析しました。
第3四半期のCPIの動きについて、曹遠征氏は、「物価上昇の圧力が依然として存在する。7月は物価上昇の最高点で、それから徐々に下落していく。第4四半期のCPIは4%に反落し、年間の物価上昇率は5%以下にコントロールできる」と述べました。
そして、年間の経済情勢について、曹遠征氏は、「今年、中国経済の成長率は9%以上になる可能性が大きい」と示しました。(翻訳:董燕華) 暮らし・経済へ
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