会員登録

中国経済、「スタグフレーションはあり得ない」

2011-04-19 16:23:04     cri    























autostart="true"


















src="mms://media.chinabroadcast.cn/japanese/20110419ri.wma">BR>



type="video/x-ms-wmv"













width="300"



height="44">

 中国国家統計局がこのほど明らかにしたところによりますと、第1四半期、中国経済は昨年同期に比べ9.7%増加し、消費者物価指数・CPIは同じ時期に比べ5%上昇しました。GDP・国内総生産が緩んだ一方で、消費者物価指数は再び記録を更新しました。これは中国経済がスタグフレーションの方向に向かっていることを意味しているのでしょうか?これについてアナリストは否定していますが、インフレの圧力は、依然として高いと見ています。

 そこで、今日は中国経済の動きについてお伝えします。スタグフレーションは、世界の資本主義経済が第2次世界大戦後、特に1950、60年代に急速な成長に入ってから、現れた現象の1つです。中国人民大学財政金融学院の張錫軍副院長はスタグフレーションの場合、主に次の3つの現象が現れると述べています。「その一つは通貨インフレ率が高いことです。2つ目は、経済成長速度が比較的遅いことです。そして3つ目は、失業率が非常に高いことです。しかし、実際には、スタグフレーションにつながる要因は非常に複雑で、構造性の面の原因もあり、市場システム、また政策面の原因もある」

 スタグフレーションは、経済生活に悪循環をもたらします。1970年代、アメリカでは、一時期、その影響を受けたことがありました。その後、通貨収縮などの政策を通じて調整を行い、ゆくっりとその暗い影から抜け出しました。

 中国の第1四半期の多くのデータが中国経済がスタグフレーションに直面していることを示しているのではないか、という問題について、張錫軍副院長は現在、その恐れはないと否定しています。

 「スタグフレーションの3つの現象から見れば、そのうちの2つの指数は積極的なものだ。例えば経済の成長率はマイナスではなく、9.7%で世界の上位に位置している。そして、統計局のデータによると、就業状況は改善しつつある。このことから見て、スタグフレーションの懸念はないが、憂慮すべきなのは経済の過熱だ」

 アナリストは、経済成長を牽引する投資、消費、輸出という3つの面から見れば、しばらくは、中国経済が安定的な成長を維持する可能性も比較的大きいとしています。

 当面、国内外の経済環境は依然として複雑で、不安定性と不確実性が存在しています。中国人民銀行は17日に金融機関の人民元預金準備率を21日から0.5%引き上げることを発表しました。これは今年に入り、4度目、去年からは、10度目の引き上げとなります。中国が引き続き積極的な財政政策と安定的な通貨政策を実施することを物語っています。

 これについて張錫軍副院長は「これまでの2年間に国際金融危機の対応に、柔軟性のある政策と刺激政策を長期的に行ってきた影響、また、国際商品価格の上昇はわれわれに圧力をもたらした。われわれは価格上昇の圧力を解決する措置を絶えず講じていく」と述べました。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS