● 中国映画のヒットメーカー・馮小剛(フォン・シャオガン)監督が11月1日から3日間に渡って米国で個人映画展を開催しています。期間中、『唐山大地震~想い続けた32年~』や『一九四二』など7作品が登場するほか、フォン監督はロサンゼルスのチャイニーズ・シアター前に自らの手形とサインを残しました。中国大陸出身の監督がハリウッドに手形を置くのは初めてだそうです。また、映画展の際に、年末に一般公開される3年ぶりのお正月映画『私人訂制(パーソナル・テーラー)』のキャンペーンも、一足早く米国で行ったということです。
● 劉徳華(アンディ・ラウ)主演の最新作が12月12日に封切られる予定です。タイトルは『風暴Firestorm』、3Dポリスアクションです。共演者は、このほど出産休暇から復帰したばかりの人気女優・姚晨(ヤオ・チェン)や、香港の俳優、林家棟(ラム・カートン)で、アンディは自らプロデューサーも務めています。ポリス・アクションが、ありふれた香港映画界に新風を吹き込む作品として期待されています。
● 中国映画の巨匠、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の新作『帰来(仮:リターン)』が来年5月27日に公開される可能性が出てきました。『金陵十三釵(The Flowers of War)』以来約2年半ぶりとなる新作だけあって大きな注目を浴びており、興行収入は少なくとも4億元(約64億円)を突破すると予測されています。主演に抜てきされたのは、中国のトップ女優・鞏俐(コン・リー)と実力派俳優の陳道明(チェン・ダオミン)で、数々の名作を生み出した名コンビ張芸謀(チャン・イーモウ)&鞏俐(コン・リー)が『王妃の紋章(原題:満城尽帯黄金甲)』以来7年ぶりに再びタッグを組むことでも話題を呼んでいます。
● 台湾最大のテレビアワード・台湾版エミー賞こと「第48回金鐘奨」の授賞式が先週末行われ、人気ユニットF4の周渝民(ヴィック・チョウ)が主演男優賞に輝きました。受賞作品はドラマ「彼岸1945(Home)」で、ヴィックは日本軍に所属する台湾出身の軍医を演じています。過酷な時代を生きる人物をヴィックが体当たりで演じ、見事"脱アイドル"を図った作品とも言われています。今後も演技派俳優としての活躍から目が離せません。
● 先週末、第26回東京国際映画祭はコンペティション部門最高賞の東京サクラグランプリにスウェーデン映画「ウィ・アー・ザ・ベスト!」を選んで閉幕しました。最優秀男優賞は中国映画「オルドス警察日記(原題:警察日記)」の王景春(ワン・ジンチュン)が受賞したということです。また、若手作家の発掘に向けた新コンペティション部門「アジアの未来」作品賞は、中国映画「今日から明日へ(原題:今天、明天)」が獲得しました。閉幕式では、審査委員長を務めた中国の名監督・陳凱歌(チェン・カイコー)が「東京は、より多くの若い映画業者から注目を集める場所になってほしい。今後も、東京国際映画祭はより優れた作品を集めるだろう」と語りました。
● 中国で注目を浴びている日本のセクシー女優、蒼井そら。先日、中国語によるシングル「Girls UP」をリリースし、中国での歌手活動をスタートさせました。また、ブログを通して自らの結婚願望を中国の男性ファンに向けて発信し、話題を呼びました。
● 先週、北京郊外で撮影中の姜文(チアン・ウェン)監督の最新作『一歩之遥(Gone with the bullets)』のロケ中に、現場で火災が起こったことがわかりました。死傷者はいませんでしたが出火原因や被害の規模はまだ調査中で、スタッフも撮影計画を調整しているということです。この作品は1920年代の上海を舞台にした冒険ストーリーで、姜文(チアン・ウェン)、葛優(グォ・ヨウ)、舒淇(スー・チー)らが主演しています。
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