秋も深まり、注目を集めた中国の音楽系リアリティ番組も今月でシーズンのフィナーレを迎えました。各番組でグランプリに輝いたのはいったい誰でしょうか?そして最も話題となっているのは誰でしょう?中国で注目度の高い音楽系リアリティ番組の出場者TOP5は以下の通り。番組シーズンが終わっても今後、歌手活動を本格的にスタートさせる彼らの動きも要チェックです!
5位、貴州省の田舎町出身のロックシンガー、張恒遠(チャン・ハンユエン)
浙江衛星テレビ『中国好声音(ザ・ヴォイス・オブ・チャイナ)』のシーズン2の準グランプリ。番組に出場するまでは教師をやっていたため、「草の根スター」とも言われています。ブラインドオーディンの段階では、目立つ存在ではありませんでしたが、堅実な歌唱力で確実にステップアップして、汪峰(ワン・フォン)チームの代表として決勝戦に選ばれました。
4位、江蘇省出身の個性派シンガー、李琦(リー・チー)
浙江衛星テレビ『中国好声音(ザ・ヴォイス・オブ・チャイナ)』のシーズン2のグランプリ。「マッシュルームヘア」がトレードマークで、個性豊かなパフォーマンスが注目を集めました。実力派ぞろいのこの番組でグランプリを勝ち取れたのも、大きな番狂わせともいえるでしょう。弱冠23歳の彼は、2012年に江蘇師範大学音楽学部を卒業したばかりで、学生時代に学園コンサートを自ら行うなど精力的に音楽活動をしてきました。番組では、張恵妹(チャン・ホイメイ)チームの代表として決勝に進出し、見事優勝の栄冠を手に入れました。番組終了後には、早速初のCM契約をゲットしたそうです。
3位、中国で類を見ないHIPIHOP超新星、欧豪(オーホオ)
湖南衛星テレビ『快楽男声(SUPER BOY)』の準グランプリで、福建省出身の21歳。2012年にデビューしましたが、ブレイクできなかったため、今年の『快楽男声(SUPER BOY)』にチャレンジしたそうです。スポーティーなルックスと存在感を放ちステージパフォーマンスでファンが急増中。番組で見せたラップが絶賛され、今後は中華圏で稀に見るHIPHOPスターとして期待されています。
2位、番組をきっかけに遂に花を咲かせた実力派女性シンガー、姚貝娜(ベラ・ヤオ)。
浙江衛星テレビ『中国好声音(ザ・ヴォイス・オブ・チャイナ)』のシーズン2で最も注目されているのは、那英(ナー・イン)チームに所属する女性シンガーの姚貝娜(ベラ・ヤオ)です。2010年にCCTVの歌唱コンテストでグランプリを取ったあと歌手デビューし、数々のドラマや映画の主題歌と挿入歌を担当してきました。中でも、日本で放送中の時代劇ドラマ『宮廷の諍い女』やフォン・シャオガン監督の『一九四二』といったメジャーな作品もありますが、実力の割には歌手として評価される機会にめぐまれませんでした。しかし、彼女は、番組のブラインドオーディションで披露した張恵妹(チャン・ホイメイ)の「也許明天(MAYBE TOMORROW)」で、その実力を認められ、一気に注目を浴びています。惜しくも決勝進出は逃したものの、彼女の歌声が印象深かったという視聴者も多く、今後の活躍からも目が離せません。
1位、武漢音楽学院出身の鬼才シンガー、華晨宇(フア・チェンユー)。
湖南衛星テレビ『快楽男声(SUPER BOY)』のグランプリ。1990年生まれの23歳で、ユニークなパフォーマンスから「火星弟弟(マーズチャイルド)」との異名で親しまれています。番組で洋楽のヒットナンバー「Somebody that I used to know」やレディ・ガガの名曲「ポーカー・フェイス」、張国栄(レスリー・チャン)の名曲「我(ME)」など難易度の高い曲に挑戦し、新しいアレンジも危なげなくこなしたという鬼才ぶりで、審査員からも絶賛の声が上がっています。期待通りに優勝し、ファン大満足の結果ともなりました。今後は、中華圏音楽シーンで大活躍すること間違いないでしょう!
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