中国映画部門では、興行収入1位は、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『金陵十三釵(The Flowers of War)』約71億円、2位は、徐克(ツイ・ハーク)監督の3Dカンフー大作『龍門飛甲(Flying Swords of Dragon Gate)』約64億円。この2つの作品はともに、昨年末から公開が始まったばかりということで、さらに興行が伸びそうです。
張芸謀(チャン・イーモウ)監督の |
徐克(ツイ・ハーク)監督の |
【2011年度中国映画年間ランキングは以下のとおり】
順位 |
映画名 |
監督 |
興行収入(元) |
1 |
『金陵十三釵(The Flowers of War)』 |
張芸謀 |
5.887億 |
2 |
『龍門飛甲(Flying Swords of Dragon Gate)』 |
徐克 |
5.295億 |
3 |
『建党偉業』 |
韓三平 |
3.695億 |
4 |
『失恋33天 |
滕華涛 |
3.516億 |
5 |
『新少林寺』 |
陳木勝 |
2.173億 |
6 |
『窃聽風雲2 |
麥兆輝(アラン・マック)& |
2.103億 |
7 |
『白蛇傳説 |
程小東 |
2.034億 |
8 |
『将愛情進行到底 |
張一白 |
2.028億 |
9 |
『武林外傳 |
尚敬 |
2.012億 |
10 |
『画壁(ミューラル)』 |
陳嘉上 |
1.783億 |
中国共産党創設90周年にちなんだ記念映画 |
空前の大ヒットとなった国産ラブコメディ |
2011年度の中国映画ランキング、昨年末同時公開の話題作が1位と2位を占めている形になりました。張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『金陵十三釵(The Flowers of War)』、そして、徐克(ツイ・ハーク)監督の『龍門飛甲(Flying Swords of Dragon Gate)』、本当にいい勝負になった作品ではないかと思います。徐克(ツイ・ハーク)監督の『龍門飛甲(Flying Swords of Dragon Gate)』は、IMAX3D(巨大スクリーン3D)で見たので、迫力満点のカンフー・シーンに圧倒されました。カンフーファンには是非お勧めの一本ですね。
そして、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『金陵十三釵(The Flowers of War)』、こちらは、ハリウッド映画に匹敵する作品に仕上がっています。ゴールデングローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされたので、世界に名をはせた名作になったと思います。
さて、張芸謀(チャン・イーモウ)と徐克(ツイ・ハーク)に続いて、2011年度中国映画ランキングの上位にランクされているのはどんな作品でしょうか?3位は、中国共産党創設90周年にちなんだ記念映画『建党偉業』約52億円、4位は、空前の大ヒットとなった国産ラブコメディ『失恋33天(Love is Not Blind)』約43億円、大きな番狂わせとも言われました。そして、5位は、劉徳華(アンディ・ラウ)主演の『新少林寺』約26億円、6位から10位は順に『窃聽風雲2(オーバーハード2)』、『白蛇傳説(白蛇伝~イッツ・ラヴ~)』、『将愛情進行到底(エターナル・モーメント)』、『武林外傳(マイ・オウン・スウォーズマン)』、『画壁(ミューラル)』となっています。
劉徳華(アンディ・ラウ)主演の |
人気ドラマの続編映画 |
ちなみに、海外映画は『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が1位で、2位は『カンフーパンダ2』、3位は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』だったそうです。(ミン・イヒョウ)
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