旧正月・春節の連休が明けて、中華圏では本格的な新年を迎えることができました。さて、去る2011年の芸能界はどんな動きがあったのでしょうか？中国の国営通信社新華社通信傘下のポータルサイト「新華網」の情報を元に「2011華流エンタメニュースＴＯＰ１０」をまとめました。

　【5位】ジェイ・チョウ、新恋人の存在が浮上？！

　これまでも数多くの恋の噂が伝えられてきた台湾のトップ・アーティスト周杰倫（ジェイ・チョウ）ですが、昨年8月上旬、18歳の美少女モデル昆凌（ハンナ）との熱愛報道で話題が持ちきりになりました。昆凌（ハンナ）はオーストラリアと台湾のハーフで、08年にテレビ番組のオーディションをきっかけにデビューしたということです。この騒動はすぐさま"入籍疑惑"にまで発展しましたが、現在のところ、2人は友人関係を強調しているそうです。

　【4位】ロックレコード30周年記念ライブが北京五輪のメイン会場で開催

　台湾の大手レコード会社「滚石唱片（ロックレコード）」創設30周年を記念する超大型コンサート「滚石30」が中国ツアーの一環として、5月1日に北京五輪のメイン会場だった北京の「鳥の巣」スタジアムで開催されました。周華健（エミール・チョウ）、伍佰（ウー・パイ）、五月天（メイデイ）、任賢齊（リッチー・レン）、齊秦（チー・チン）など中華圏のトップアーティスト40組以上が大集結し、30年間のヒットナンバーを一気に楽しめる一夜限りの音楽イベントで、北京の夏の音楽シーンを大いに盛り上げてくれました。

　【3位】東日本大震災チャリティー番組で多額の義捐金を募集

　3月11日に日本を襲った東日本大震災。中国の国民も大きな関心を寄せています。震災後わずか1週間の3月18日、台湾赤十字社と主要テレビ局は、生チャリティー番組「相信希望 Fight＆Smile」を放送し、ビビアン・スー、林志玲（リン・チーリン）、F4や飛輪海（フェイルンハイ）のメンバーら多くのタレントの協力で総額140億円以上に上る義捐金を募ったということです。そして、「香港演芸人協会（香港芸能人協会）」の呼びかけにより、東日本大震災チャリティーイベント「愛に国境はない 3・11キャンドルナイト（愛心無国界 311燭光晩会）」も昨年4月1日夜7時から3時間にわたって香港のヴィクトリアパーク（維多利亜公園）で行われました。香港のこのチャリティー活動をきっかけに作られたチャリティーソングは、ジャッキー・チェンやジュディ・オング（翁倩玉）らが参加し、岩手出身の詩人・宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」がそのまま歌詞になっている、とても感動的な応援ソングとなっています。

　【2位】女優の楊冪（ヤン・ミー）が大ブレイク

　2011年、一番ブレイクした女優といえば、迷わず楊冪（ヤン・ミー）という名前が上がるでしょう！『宮（ゴン）』への出演をきっかけに、一気に人気女優の仲間入りを果たした楊冪（ヤン・ミー）ですが、映画、ドラマに立て続けに出演したほか、昨年末、遂にファーストアルバムをリリースし、本格的に歌手デビューしました。今後の活躍も要チェックです。

　【1位】ビッグカップル・ニコラス・ツェー＆セシリア・チャンが離婚

　中華圏で憧れのビッグカップルとされる謝霆鋒（ニコラス・ツェー）と張柏芝（セシリア・チャン）夫妻が、約3カ月にも及ぶ不仲騒動を経て、2011年8月22日に正式に離婚を発表し５年間の結婚生活にピリオドを打ちました。2人の関係は交際当初から注目されていましたが、2006年についにゴールイン。結婚後の2008年に、セシリアがかつて交際していた俳優・陳冠希（エディソン・チャン)とのプライベート写真が流出し、一時期、2人は離婚の危機に揺れていました。離婚の理由については「性格の不一致」としているそうです。注目が集まっている4歳と1歳の息子の親権については、2人は"共同で養育する"と宣言しました。（ミン・イヒョウ）