崇文門駅(崇文门站)
元代に大都城(元代の帝都)がつくられ、当時ここには文明門という門がありました。1419年に門は建てかえられましたが、その名は変わらず、1439年になって現在の崇文門に改名されました。
清代の都のお酒はほとんどが河北の涿州から運ばれたもので、北京の南の通路が使われました。酒を運んできた車はまず外城の左安門から入り、崇文門で税金を納めました。当時、城内で売られていたお酒の看板には「南路焼酒」という文字が書かれていました。これは「納税済み」を示していました。
そしてここには、まだ城壁が明城壁遺跡公園として残っており、かつての都の様子を伺い知ることができます。
観光スポット
東交民巷(东交民巷)
東交民巷は全長3キロメートルの北京で最も長い(胡同)横丁です。明と清の2つの時代には、「五部六府」が置かれた場所でもあります。迎賓館も建てられ、外国の使臣たちの臨時住居でもありました。1840年のアヘン戦争後、イギリス、ロシア、ドイツ、フランスの大使館が相次いで建てられました。また1901年に辛丑条約(北京議定書)の締結を受けて、この地区は「大使館界」として計画が始まり、「大使館街」と改名されました。イギリス、アメリカ、フランスなど11カ国の連合行政機関が置かれ、またアメリカのシティバンク、イギリスのHSBCなども開設されました。かつてここにあった西洋建築の多くが撤去されましたが、今でも独特の雰囲気を持った横丁です。
アクセス:地下鉄A出口出て、50メートルほど直進。
聖米厄爾天主堂(圣米厄尔天主堂)
1901年に建てられた教会です。北京には数多くの教会が残っていますが、この教会は北京城内で最も小さくそして、最も遅く建てられた教会です。規模は小さいものの、その造りは特色を備え、建築の風格も非常に凝っています。東西の壁のステンドグラスは、清末にフランスから輸入されたものです。現在も保存状態が良く、東交民巷の芸術品として輝いています。
アクセス:地下鉄A出口出て、50メートルほど直進し、東交民巷東口へ。そのまま東交民巷に沿って進む。
明城壁遺跡公園(明城墙遗址公园)
明城壁は全長40キロメートルで、1419年に建設が始まりました。すでに580年が経っています。現存しているのは、崇文門から城壁東南の角楼までのおよそ1.5キロメートル。公園として整備されており、ゆっくりと散策できます。
アクセス:地下鉄BまたはC出口出て、すぐ。
グルメ
便宜坊北京ダック店(便宜坊烤鸭店)
1416年に創業し、600年あまりの歴史を持つ北京ダックの老舗です。北京ダックにはつるして焼くものと、蒸し焼きのものがありますが、ここは蒸し焼き北京ダックの代表的なお店です。
アクセス:地下鉄D出口出て200メートル直進。
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