現在の磁器口駅がある場所は、明朝時代には「蒜市口南街」と呼ばれていました。後に、この通りには、「景徳軒」や「精品閣」という2つの大きな陶磁器店ができ、毎日多くの客が訪れるようになりました。やがて、その名が北京市内に広まり、清朝光緒年に磁器口と名が改められました。以来、この通りの両側には、陶磁器を扱う店が並ぶようになり、名実ともに「陶磁器通り」となりました。
観光スポット
花市清真寺
明朝永楽年(1415年)に創建されたモスクで、北京にあるイスラム教4大モスクの1つです。現存する礼拝殿の中には2本の「孔雀の木」と呼ばれる横木があります。この木は独特な香りがあり、虫除けの効果があると言われています。
アクセス:地下鉄A出口出て、道を渡り崇文門外大街に沿って北へ。
西花市大街を右へ曲ってすぐ。
南薬王廟(南药王庙)
明清の2つの時代、北京には薬王廟がたくさんあり、とりわけ知られていたのは、東直門内の小薬王廟、地安門外の西の西薬廟、安定門内の北薬王廟と崇文門外の南薬王廟でした。薬王廟とは、古代の名医たちを神格化して祀ったものです。南薬王廟は1627年に建てられましたが、保存状態が良く崇文区の重要保護地となっています。
アクセス:地下鉄D出口出て、崇文門外大街に沿って南へ直進。東暁市街を右へ。
隆安寺
北京の南エリアで最大の寺院です。1454年に建てられました。境内には樹齢500年になるコノテガシワ(ヒノキ科の常緑樹)の木があります。また寺の四方に石碑が残っており、最も古いのは明朝景泰5年のものです。1984年に北京市の重要保護地に指定されました。
アクセス:地下鉄D出口出て、23番または57番のバスに乗車、広渠門駅下車。
グルメ
錦芳軽食(锦芳小吃)
1926年創業の老舗です。当時は羊肉の専門販売店でした。有名な京劇役者の馬連良はここの常連でした。今は、イスラム風の軽食を販売しています。
アクセス:地下鉄D出口出てすぐ。
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