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北京の地下鉄の旅 ―北京大学東門駅―

2011-06-10 09:56:40     cri    

 北京大学東門駅(北京大学东门站)

 もし、歴史を遡り他の可能性を選択していたとしたら、今日の北京大学東門駅は、燕京大東門駅と呼ばれていたかもしれません。燕京大学は1919年に設立され、その前身はアメリカ教会が北京に設立した3つの教会学校でした。匯文大学、華北協和女子大学、通州協和大学の3つの大学は1920年に合併し、燕京大学となりました。初代校長に就任したのは、南京で金陵神学院で司教を務めていたジョン・スチュワートでした。

 スチュワートは西側で調達した資金で、北京の西にあった清王朝付属の園林を買い上げました。そしてアメリカから建築家を呼び寄せ、中国で最も大きく、環境に恵まれた美しいキャンパスをつくりました。1952年に全国で学校に対する調整が行われ、燕京大学は解体、文科、理科は北京大学へ、工科は清華大学へと吸収されました。当時のキャンパスは現在の北京大学のキャンパスとなっています。

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 北京大学

 北京大学は1898年に創立され、当時の名を「京獅大学堂」と言いました。これは近代中国で初の大学であり、その創立は近代的な高等教育の始まりを意味していました。北京大学には中国数千年の最高学府"太学(周代以降に設立された官吏要請の最高学府)"の伝統を受け継いでいます。北京大学は、新文化運動と五四運動が始まった場所でもあります。多くの政治思想や社会理想が国内で最も早く伝わる場所であり、信望があり重要な地位にありました。

 住所:北京市海定区頤和園路55号

 清華大学

 清華大学は、1909年、北京清華園に創設された「清華学堂」が前身で、当時アメリカ留学のための予備校として設立されました。正式に国立清華大学となったのは、1928年のことです。大学の発展初期、清華国学研究員の4大教師だった王国維、梁啓超、陳寅恪、趙元任が「古今に通じ、文系にも理系にも通じている」という清華学派と清華学風を形成しました。

 住所:北京市海定区清華大学

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