ビザ取得
外国人である私たちが避けては通れない問題、それは「ビザ(査証)」。最近は観光先としてではなく、働く場所としても熱い視線を注がれている中国。中国で働くことを希望する日本人も増えているといいます。今回は、外国人が中国で働く場合のビザ取得を中心に解説します。
1. どんなビザがあるの?
まず、中国へ入国するための代表的なビザは、中国親族訪問、観光査証(Lビザ)、中国訪問査証(Fビザ)、中国留学査証(Xビザ)、中国通過査証(Gビザ)、中国就労査証(Zビザ)、です。ちなみに滞在期間が入国した日から15日以内であれば、ビザは必要ありません。このうち就業する場合は、中国就労査証(Zビザ)を取得します。
2.Zビザはどうやって取得するの?
Zビザを取得するための条件をいくつか見てみましょう。
Zビザは最初に雇用が決まらなければ取得できないビザです。「働きたいからZビザを申請する」ということではありません。まずは働く会社を決めることから始まります。まずは現地で労働許可を得て、日本でビザ申請を行い、それから赴任となります。必要資料はパスポート、証明写真一枚(3×4cm)、被授権単位査証通知表オリジナル (中国現地の地方政府から発行されたもの)、外国人体格検査記録などなど。(その他の資料については中国大使館のHPをご参照ください。)個人が用意するものと会社側が用意するものに分かれますので、雇用側ときちんと確認しましょう。
3. 外国人体格検査記録ってどんなもの?
簡単に言えば、健康診断書のことです。しかし日本の健康診断とは異なり、指定の通りの資料を提出しなければなりません。そしてこんな条件もあります。「日中友好医院或いは国立、公立病院で診察すること」。指定以外の病院の診断結果では認められない場合もあります。外国人体格記録検査表は中国大使館領事部のHPからダウンロードできます。
結果や資料が揃うまでに時間がかかりますので、渡航前は余裕をもったスケジュールを組みましょう。
臨時住宿表の届出
居留許可申請を行った後は、自分の滞在先を管轄の公安へ届出なければなりません。
パスポートのコピー、居留許可のコピー、写真、そして部屋を借りている場合、大家の身分証明書なども必要です。エリアによって、提出資料が異なりますので、事前に確認したほうがよいでしょう。
ホテルやサービスマンションに住んでいる場合は、申し出れば代理で行ってくれます。
居留許可を取得
ビザは入国に必要な証明で、居留許可は滞在に必要な証明です。入国してから30日以内に居留許可申請を行わなければなりません。 ----------------------------------------------------------------------
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