さて、化け物を退治したのが夜半であり、また酒を飲みすぎたのか、イボウが翌日目を覚ましたのは、昼過ぎであった。そこでこの家を離れようとしていると、屋敷の主たちが帰ってきた。そこでイボウは昨夜のことを話すと、主は驚き、イボウが退治した化け物の肉を食ったと聞いてびっくり。その上、庭に残された化け物の肉を見てあわてふためき、屋敷の下男にそれを遠いところに埋めさせたわい。
え?イボウ、イボウはもちろん、泊めてもらった礼をいい、まもなく馬に乗り李格を供に都に入っていったと。
そろそろ時間のようです。来週またお会いいたしましょう。
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