雪と氷の黒龍江・冬の旅 第一日 12月19日
■たどり着いたらマイナス31度!
北京から黒竜江省の省都ハルビンを経由して漠河(ばくが)空港に着いたのは午後3時半。しかし、もう地平線の近くはほんのり赤くなり、あたりはすっかり夕暮れにつつまれていた。それもそのはず、北緯53度に位置する漠河は、中国最北端の街として知られるところで、冬は午後4時には暗くなるのだという。
漠河空港に着いたときは午後3時半なのにもう夕暮れだった
最北の街ということは、最寒の地でもある。私たちが着いた時も、気温は零下31度。12月の平均最高!気温が零下21.2度というのだから、日本でぬくぬくと育った人間には想像を絶する寒さというほかはない。ちなみに中国の歴代最低気温は、ここ漠河で1969年2月13日に記録した零下52.3度だそうだ。
ロシア風のエキゾチックな漠河空港ターミナル
さて、寒さもここまでくれば、ひとつの資源。というわけで、ここ漠河は、中国最北の地をセールスポイントに、観光開発を進めようとしている。今回、私たち国際放送の外人記者グループがやって来たのも、その一環として、漠河クリスマス・ワールドの開園式と第一回冬至祭りに招待されたからなのだ。今日は、その初日で、本場フィンランドから駆けつけたホンモノのサンタクロースも参加してパーティが開かれた。
本場フィンランドからやってきたホンモノのサンタクロース |
漠河クリスマス・ワールドの開園式・第一回冬至祭り開幕パーティ |
寒いところには寒い時に!の原則通り、厳寒の黒龍江省に真冬にやってきた。これから6日間、ここ漠河と省都・ハルビン、そして国際大会も 開催されるヤブリ・スキー場を訪れ、雪と氷の黒龍江・冬の旅を紹介する。(大野)
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