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中国一の水郷、周荘の美しい風景を満喫(前編)

2010-06-27 13:50:44     cri    

 上海、蘇州といえば、中国人なら誰でも知っています。もちろん、多くの日本人もご存知だと思います。そして周荘という地名を聞いたら、「行ったことあるよ」とおっしゃる日本の方もいることでしょう。今の周荘は、「全国一の水郷」と呼ばれ、国家最高レベルの観光地に指定されており、周荘の水郷の美しい風景はよく知られています。

 周荘は中国の行政単位の中の鎮で、日本の町にあたるものです。周荘は蘇州市の中心部から東南へ38キロ離れ、上海からの距離は70キロです。およそ900年の歴史があります。周荘の面積は38平方キロメートルで、澄湖、淀山湖、南湖といった三つの湖に囲まれています。この町には、旧い邸宅が百軒近くあり、昔ながらの橋が14あります。川と湖が多いため、この町はまわりから隔離され独立していたため、明の時代から今日まで戦火を逃れ、その姿をとどめています。昔の建築がそのまま残っており、現在の住宅建築の6割以上が明の時代と清の時代のものです。ほとんどの建物は水のほとりに建てられ、橋でつながっています。この水郷の風景が多くの人を魅了しています。

     
周荘の町並み

 周荘という町の特徴について、水郷周荘観光株式会社の任永東社長は、次のように紹介してくれました。

 「この町は38平方キロメートルありますが、その半分は水です。私たちがいる町は島で、四方が水に囲まれています。また、4つの河が町の中を流れているため、この街は川によって井戸の井という漢字の形をしています。人々は川沿いに住宅を建てて、水、橋、住宅という周荘の独特な江南地域の水郷の風景を形成しました。周荘は中国一の水郷と呼ばれています。水と人々の生活は切り離せません。出かける時はいつも船を使います」

 任永東社長の紹介によりますと、現在、周荘鎮の住民は2200人ほどで、そのうちの3000人は古い住宅に住み続けています。周荘の人々は水辺で生活し、水をうまく利用する多くの知恵を生み出しました。その中の一つは、水上生活です。昔、住民たちは、川でコメを洗ったり、衣類を洗ったりしました。また、外に出る時は船に乗って行きました。このような、かつての生活スタイルを観光客に見せるため、船で町を回る水路めぐりという観光コースがあります。観光客は、小舟に乗り、さらさらと流れる水の音を聞き、小舟に揺られながら、両岸に建つ古い建物を鑑賞することができます。船を漕ぐ女性は時おり現地の方言で歌を歌ってくれます。(文:任春生 写真:傅穎)

    
水路巡り

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