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魅力あふれる内蒙古ケシケテンキの地質公園

2009-09-14 10:13:45     cri    

 ここ数年、海外への開放が進むのに伴い、内蒙古自治区の観光スポットが海外でもその名が知られるようになりました。夏と秋は、草原にとって一番いい季節です。この地を訪れ、草原、青空、白い雲を楽しむお客さんが増えています。

 ケシケテンキは、内蒙古自治区東部の赤峰市にあり、北京の東北600キロの距離にあります。中国の行政単位ですと県に当たります。人口は25万人、面積が2万平方キロメートルです。ここの住民は、モンゴル族を中心に、漢民族、ホイ族、満族などの10以上の民族です。ケシケテンキは燕山山脈、大興安嶺山脈とホンサンダクの砂地という三つの地形が連なるところにあり、この地理的条件によって、非常にユニークな自然景観が現れています。そして、内蒙古自治区の「宝の箱」と呼ばれています。

 ケシケテンキは、大草原が好きな人々にとっては魅力的なところですね。この草原には、石の林、砂地、原始森林、塩水の湖などがあり、観光資源がたくさんあります。そして2005年にユネスコによって世界地質公園として指定されました。ここの観光業の状況について、ケシケテンキ観光局の孫明宇局長さんは、次のように述べました。

 「ここは観光資源が非常に豊かです。内蒙古自治区の観光は、ケシケテンキに全部集まっています。これらの観光資源は面積2万平方キロメートルあり、内蒙古自治区の観光業の代表となっています」

 馬に乗って草原を走ったり、温泉に入ったり、湖でつりをしたり、モンゴル族の都を訪ねたりして心身ともにリラックスできます。このため、8月20日に開かれた初めてのアジア太平洋観光業マーケティング会議で、ケシケテンキは「中国の優れた観光地」の称号を獲得しました。

 中国の内蒙古自治区に行けば、ケシケテンキにいかなければなりません。鉄道、道路がいろいろな地方に通じています。最近、北京からケシケテンキまで、観光列車が開通しました。より多くの観光客に訪れて欲しいので、現地政府は道路などのインフラ設備を整備しており、観光スポットには手軽にいけるようになりました。観光客がバスに乗っている時間はかなり短縮できるようになりました。これについて、観光局の孫明宇局長は、次のように語りました。

 「これまでに、世界地質公園の8つのエリアは周辺5千平方キロメートルにあります。一つのエリアからもう一つのエリアまでの距離が長かった。これらの観光スポットを結んだ道路は舗装されていませんでした。観光客はとても不便でした。2005年から、現地の政府は、道路の整備に7億元(105億円)を拠出しそれぞれの観光スポットを結ぶ環状線ができました」

 現地の観光局のデータによりますと、これまでの4年間、ここを訪れた観光客の数は、年間20%のスピードで伸びており、昨年には延べ165万人に達しました。観光業は現地の基幹産業となっています。

 しかし、ケシケテンキは草原の生態系を伝統的な農牧業が破壊しています。観光業を発展させるため、現地政府は、観光地での放牧を禁止するようになりました。ケシケテンキは観光業に力を入れながら、現地の観光資源と生態系の環境を保護するように努力しています。これについて、観光局の孫明宇局長は、次のように話してくれました。

 「草原地帯で観光業を発展させるには、現地の農牧民のこれまでの考え方を変えなければなりません。つまり、これまでのやり方を変え、まず草原の生態系の環境保護について考え方を学びます。そして農牧民は第3次産業、つまり観光業にも関心を持たなければなりません」

 今、現地の人々は、農牧業をしながら、自分で持っている牧場を観光スポットにして管理しています。また、ここ数年、個人が牧場を経営することによって、農牧民の生活は豊かになりました。草原に来て、農牧民の家を訪ねてください。衣食住と伝統的な風習がとても魅力的で、一見の価値があります。(担当:任春生)

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