ここ数年、中国人の生活レベルの向上に伴って、多くの人々は余暇を利用して居住地を離れ、遊んだり、観光したり、学習したりすることなどが選択肢の一つになりました。このため、中国の観光業は急速に発展してきました。

　今日は中国人の旅についてその後半をご紹介します。

　生活水準の向上につれ、外国を訪れる中国人観光者数はここ数年、大幅に増えました。昨年第3四半期までに、観光サービスに関する輸入額は前年度に比べて2.1％増え、第3四半期の成長率は前の四半期より46.3％増えました。

　一部の観光国にとって、中国人観光客は外国人観光客の中で重要な位置を占めています。2011年、南アフリカを訪問した中国人の数は2004年の4万人から9万人増えました。オーストラリア観光部門の統計によりますと、2012年の中国人観光客の数は2002年より3.5倍増加し、オーストラリアを訪れる外国人観光客の第2位となっています。また、ドイツの関連統計によりますと、2011年、ドイツを訪れた中国人の数は130万人に達し、2001年より倍増しました。

　海外にいく中国人観光客は訪問地に収入の増加をもたらし、現地の観光と関連産業の発展を牽引しています。国家旅遊局の報告によりますと、2011年、中国人観光客は海外で690億ドルを使いましたが、2012年には800億ドルに達すると予測しています。海外旅行の持続的かつ急速な成長につれ、中国は、海外に行く観光者の数が世界第3位になっています。

　2012年中国国際旅遊交易会が上海で行われ、104の国と地域からの出展がありました。多くの海外観光業者は中国市場を注目しています。アメリカのカリフォルニア州観光部門は観光会社14社を率いて、この交易会にきました。2011年、カリフォルニア州を訪れた中国人の数は50万人に達し、前の年に比べて30%増えました。

　その責任者は「ホテルやリゾートなどをセールしています。中国人観光者は春節期間中、ユニバーサルスタジオに優先入場ができます」と述べました。

　イギリスの観光会社など23社もこの交易会に来ました。

　観光部門の責任者は「より多くの中国人がイギリスに来てお金を使ってくれることを期待しています」と述べました。

　中国経済の発展につれ、国民の収入はますます増えています。

　中国の対外開放が進み、人民元の値上げが進むにつれて、より多くの中国人観光客が海外に行き、観光や買い物をするようになりました。中国人の海外旅行は同時に、他の国の国民との交流を深めることにも繋がるのです。

　今日は中国人の旅についてその後半をご紹介しました。