安徽省にある黄山は中国で最も知られた山岳景勝地で、奇松、怪石、雲海、温泉という「四絶」を持ち、1990年、世界遺産に登録されました。
今日は、ごみの無い環境を保つために、ここで活躍している高所作業員について前半をご紹介します。
2011年9月13日。この日は、中国の伝統的な祝日で、名月で知られる中秋節です。10日から13日までの連休期間中は、黄山を訪れる観光客も大幅に増え、11日の一日あたりの観光客の数は約2万人に達しました。観光客の群れの中に、黄色のチョッキを着て、釣竿のような天秤棒を持って、ロープを背負う人の姿がありました。
彼らは常に2、3人で1つのチームを組み、観光客の後ろにつき添い、時に山道を見、時に断崖を見つめます。彼らは、正に黄山の環境を保護するための高所作業員なのです。毎日、絶壁をよじ登り観光客が投げ捨てるごみを拾っています。
11日午前9時、ロープウェーののぼり場で記者は、胡敏という高所作業員と会いました。胡敏は黄山は前海と天海、北海、東海、西海の五つの観光エリアに分けれていて、2、3人の高所作業員からなる8つチームがこの五箇所で活躍していると言いました。
胡敏は「我々は西海のエリアを担当しています。東は北海と接しており、南は西海門で、北は丹霞峰に至り、大峡谷は西側の境となっています。その全長は15キロに達しています」と紹介しました。
胡敏と彼の仲間は毎朝6時に起き、この15キロの道を巡回します。大型連休や中国の伝統的な祝日などは、観光客が大幅に増え、彼らの仕事の量も増えます。一日に4、5回も断崖をよじ登ります。
胡敏は「雨の日以外、毎日巡回しています。ゴミがあれば、どこでも拾いに行きます。毎日、この道を繰り返えし走っています」と述べました。
丹霞峰に向かっている途中、胡敏の仲間・謝根栄と会いました。謝根栄は、これから、巡回するところで、ビンが捨てられていたので、拾う作業をまもなく行うと教えてくれました。
胡敏は「これはベルト、下降器、天秤棒です。このロープは我々の命綱で、作業中は、これをしっかり握らなければなりません」と述べました。
今日は、ごみの無い環境を保つために、ここで活躍している高所作業員について前半をご紹介しました。
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