「私の名前は白冉旭、中国の漢方薬を勉強するためにフランスからきました。現在、安徽中医学院の大学院生です」
今年27歳の白冉旭は、フランス東部にあるブザンソン出身です。16歳の時、父親が病気になり、漢方の病院で治療をうけました。その時、白冉旭は漢方医薬に興味を持つようになりました。彼は、「多くの中国人が考えられないと思いますが、十数年前から針、灸、整体マッサージなど漢方の治療がフランスで流行ってきました」と話してくれました。
ブザンソン大学で学んだ4年間、時間があれば、漢方医薬に関するいろんな本を読んでいました。2006年、大学を卒業した後、白冉旭はブザンソン大学と提携している中国の安徽大学に来て、中国語を学びはじめました。
1年間、中国語を学んだ後、白冉旭は杭州にある医学院で漢方医薬の基礎理論を勉強しました。その傍ら、中国国内の有名な漢方医師を探しました。その後、友達の推薦で安徽省の合肥市に戻り、安徽中医学院針灸病院で働いている蔡聖朝主任のところで勉強を始めました。
蔡主任は「2011年夏休みの後、彼はここに転校し、大学院課程に入りました。よく勉強しました。中国語の基礎があるので、他の外国人より有利です」と述べました。
白冉旭は中国伝統的な医学著作の研究にも力を入れています。彼は「伝統的な文化の中にある『天人合一(自然の力と人間の力が融合すること)』に対する理解が徐々に深まっている。その思想は自らの言動にも影響を与えている」と言っています。
同じところで働いている同僚・王麗は「彼はここで約2年間、働いていました。とても努力していました。中国語がうまいので、患者や我々と問題なく交流でき、良い関係です。漢方の理論で、患者の病気を診断するので、時々、我々よりいい診断をします」と述べました。
白冉旭は、来年、大学院を卒業した後、フランスに戻って漢方診療所を開設するか、スイスかカナダに行くか考えています。彼はいつも、「歴史ある漢方医薬は、中国人の若い世代に伝承するだけでなく、興味を持っているより多くの外国人をも魅了すべきだ」と思っています。
今日は、漢方医薬を学ぶフランス人・白冉旭についてご紹介しました。
次回から、この番組「成功物語」は「街角夜話」になります。この番組は、最近に中国で流行っているホットスポットやホットな話題など、街角での話題をリスナーの皆さんにお届けします。お楽しみに。
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