ヘルシー中国の時間になりました。お相手の王穎穎です。夏休みがそろそろ終わりますが、病院には目の不具合を治療する子供たちが増えてきました。休みでテレビを見たりゲームをしすぎたりなどしたからでしょう。ヘルシー中国、今日は目の疲労や病気などに効く食のメニューをいくつかご紹介します。

　目の疲労の症状には、充血、視力の低下、痛み、頭痛、肩こりなどがあります。長い時間テレビやパソコンを見たり、十分な明るさがないところで本を見たり、薄暗い環境で長時間テレビを見たりすることは目の疲労を引き起こします。

　食事で治療する場合、主にビタミンＡ、Ｂ１、Ｂ２、Ｃとアントシアニンを補充することが大切です。たとえば、動物の肝臓、卵、チーズ、うなぎ、ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草にはビタミンＡが豊富に含まれており、目の健康を保ちます。豚肉、鰹、納豆にはビタミンＢ１があり、視神経の代謝を高めます。うなぎ、サケにはビタミンＢ２があり、目の充血や疲労解消に効き、黒ゴマ、ブルーベリーなどにはアントシアニンがあり、網膜の毛細血管の血液循環を促します。

　次は菊の花のお茶です。毎日3,4杯飲むと、目の疲労、視力の一時低下によく効きます。菊の花のお茶にはクコを少し入れると良いでしょう。学生さん、パソコンを長時間使用する人、学校の先生などに効果的です。

　そのほか、ニンジンジュース、サトイモも目の疲労解消などに効きます。

　年を取るにつれ、眼球の水晶体の血液供給がだんだん弱くなり、透明度も下がります。そのため、60歳を超えると白内障にかかる人が少なくありません。また、一部の病気も白内障を引き起こす原因となります。たとえば、糖尿病、虹彩炎、緑内障などです。水晶体が濁るということは、活性酸素が存在していると見られています。ですから、水晶体が抗酸化剤を十分に得られれば、白内障の発生を防ぐあるいは進行を遅らせることができます。

　正しい飲食は白内障の病状を改善できます。ほうれん草を食べましょう。ほうれん草には抗酸化物質があり、βカロチン、キサントフィルが含まれています。このため、ほうれん草は女性の白内障を予防する面でもっとも効果的です。

　また、ビタミンＣを含むもの、たとえばキウイ、オレンジなどを食べると、白内障を予防し、深刻化を防ぐ作用があります。

　アスパラのようなグルタチオンを含む食べ物も良いでしょう。グルタチオンを補充すると、眼球の水晶体の抗酸化機能が向上します。白内障と診断される病気の場合はどれも、グルタチオンが不足しています。アスパラ、アボカド、スイカ、オレンジなどの野菜や果物には豊富なグルタチオンが含まれています。