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辰年のベビーブーム

2012-03-01 12:36:02     cri    


























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 中国では辰年生まれの「龍」の赤ちゃんがほしいと考えている人が大勢います。中国の伝統文化では、龍は皇帝のシンボルで、尊い神の存在でもあります。また、十二支のうち、龍だけは想像上の神獣です。辰年に生まれた子供は将来素晴らしいリーダーになるという言い伝えはよく知られていますので、子供の出世を願っている親たちは相次いで辰年に出産するようになります。ベビーブーム!この言葉が2012年、中国の世相を描くキーワードの一つになるでしょう。

 中華文化の影響を受けていますから、中国大陸だけでなく、香港や台湾、シンガポール、中国人のいるところに辰年のベビーブームが起こるでしょう。アメリカAP通信の調査では、今年は中国大陸部や香港、マカオ、台湾、そしてシンガポール、ベトナムなどで、出産ラッシュを迎えるということです。さらに、香港のアンケート調査で、新婚夫妻のうち、7割は辰年に子供を生みたいと考えているということです。

 中国では、2000年のミレニアムベビーブームと2008年のオリンピックベビーブームがありましたよね。今回の辰年ベビーブームの勢いは前回を上回る気配がします。北京市の予測では、今年、新生児の出生率は去年より5%も増える見込みです。いま、一部の産婦人科はすでに一年を通して予約でいっぱいだそうです。北京や上海のような大都市では、公立病院の産婦人科のほか、高級な個人の産婦人病院もどんどん現れていますね。また、聞いた話では、いま、香港やカナダ、アメリカへ行って子供を生む中国の富裕層も結構いるそうです。

 また一方で、ベビーブームは関連産業にも刺激を与えています。このほど杭州で新生児用品を扱う博覧会が開かれました。それによりますと、今年、中国の乳幼児用の紙おむつの販売量は去年より17%増の284億元の販売総額になる見込みです。これは日本円でだいたい3690億円ぐらいで、結構大きなビジネスですね。そればかりではないんですよ。いま、香港や一部の都市では、乳幼児関連製品の買占めが発生し、例えば、輸入高級ブランドの乳幼児用粉ミルクは常に売り切れ状態となっているそうです。一人っ子政策が実施されているので、中国の若い親たちは子供に最高のものを与えたいと思っているんです。

 また、中国の特色とも言える新生児の世話をする専門のお手伝いさん「月嫂」の月給は今年に入ってから毎月上がり、いま、北京では一般レベルの月給は4000元から6000元で、高級レベルの場合は8000元から1万元を超えているんですよ。月給1万元、外資系企業のホワイトカラーとほぼ変わらないんです。北京では、一般のお手伝いさんは月に2000元から3000元程度で、大学新卒者の平均月給は3000元未満だし、新生児の世話をする専門のお手伝いさん、なかなかいい収入をしていますね。でもいいお手伝いさんを探すのは、大変ですよ。なかなか見つかりません。ほとんどは半年前に予約しなければ雇えないということです。需給の差が大きいと言えますね。

 でも、新しい家族を迎えるのは嬉しいことですが、ベビーブームになると、余計な支出が増えます。また、ベビーブームによる悩みは支出だけではないんですよ。ベビーブームに生まれた子供たちはよりいっそう激しい進学の競争や就職難、結婚難にぶつかります。これは子どもたちにとって、かなりの負担かもしれません。もともと親は縁起の良さを求めて「将来、わが子が出世しやすいように」と願って辰年に出産したんですが、結局ベビーブームになり、子供がよりいっそう激しい競争に巻き込まれ、出世の難しさもいっそう増すという状況に陥ってしまいます。理想と現実にはズレがありますね。

 ところで、辰年に生まれたら縁起がいいとか、運命がいいとか言われますが、何か具体的な証拠があるんですか。

 確かに龍は古代の中国で皇帝の象徴とされています。しかし、歴史の記録では、秦の始皇帝から、ラストエンペラー・清の宣統帝・愛新覚羅 溥儀(あいしんかくら ふぎ)まで、中国には350の皇帝がいました。そのうち、生年月日が記録された皇帝は291人で、そのうち一番多い干支は龍ではなく、兎なんですよ。例えば、清の乾隆帝がそうです。また、歴史の中で有能な皇帝のうち、辰年生まれの人は非常に少なかったこともわかっています。例えば、漢代を切り開いた漢高祖の劉邦は蛇年生まれで、漢武帝の劉徹は酉年、唐の太宗・李世明、元の太祖・ジンギスカン、清の康熙帝はいずれも午年生まれでした。皇帝になるほどの人物でも、生まれ年の干支には影響されていなかったのですね。

 ですから、ベビーブームが起こるのは伝統的な考えにによるものと見るほかに、ビジネス商戦による影響も無視できません。健康な赤ちゃんが生まれれば、その他の拘りはどうでもいいと思いますが、勝手に縁起の良さを求め、ベビーブームに巻き込まれたら、余計な悩みが増えます。家族や自分なりの生活ベースに合わせて出産計画を立てるべきだと思いますね。(「イキイキ中国」より)

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