2009年、顧九妹さんは労働・社会保障部門が失業者向けの無料再就職養成コースに参加しました。その後、手編み工芸品をやりたいと思う顧九妹さんは政府から3万元の無償融資を受け、ニットショップ・「九妹アクセサリー店」を開きました。顧さんは店を経営すると共に、より多くの失業者を助けるため、専門講座を開き、自らの技能を人々に教えています。
顧九妹さんは「私もリストラされたものですから、失業した彼女たちを助けたい。今講座に参加する人は徐々に多くなってきた。彼女たちもこのビーズ編みに興味を持っている。発注をもらった後、彼女たちにやってもらっている。50人あまりいる。これは双方にとって有利なことだ。講座に参加した人々は自力でお金をもうけるという認識が強い。一部の人は自分の店を持ちたいと考えている」と述べました。
政府の支援を受けながら、顧九妹さんが助けた人の多くは自分の店を持つようになり、住んでいる団地で店を開いた人も少なくありません。
毎月の18日は、無錫市の起業者デーです。創業者が作った作品を販売する市場にある顧九妹さんのブースは一番目立つところにあり、顧さんが編んだ筆立てやバッグなどは多くの女性客の注目を集めています。
また、毎年3月8日の「国際婦人デー」に、顧九妹さんは自ら編んだビーズ工芸品の競売を行い、その収入を団地に住む貧しい人々に寄付します。このほか、顧さんは今まで貧困地域からの大学生50人あまりに手編み技術やビーズ編技術を教えました。
現在、多くの人は顧九妹さんの店でその技能を勉強しています。そして共同努力の下で、数十種類の手編み技術がここで生まれました。コスト30元しかかからなかった手作りのバッグは市場で100元あまりの値段で売られています。
顧九妹さんは「家に飾れば、美しいじゃないか。友達と親戚はこの作品を見て、綺麗だと評価してくだされば、私も満足する。リストラされた当時、何ができるかと考え込んだ。両手があるじゃないか、手さえあれば、お金を稼げるし、家族を養うことができる」と述べました。
このほど、顧九妹さんは無錫市最良創業スターの称号をもらいました。まもなく、顧九妹さんは新しい店を開き、その製品もビーズ編みから糸編みまでとなっています。
今後のことに触れ、顧さんは「奮闘し努力するしかない。奴隷にはなりたくなく、将軍になりたいと前から思っていた。社長となり自らの天地を切り開いていきたい」と大きな夢を膨らませています。
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