今日の朝ごはんはきちんと食べましたか?朝食は一日の調子を決めると言ってもいいでしょう。朝ごはんをきちんと食べないと、仕事や勉強になかなか集中できなくなります。では、朝食はどのように食べるとより健康的、栄養的になれるのかしら?今日のヘルシー中国はこれにスポットを当ててみたいと想います。
朝ごはんは必ず蛋白質類の食べ物をバランスよく食べてください。例えば、牛乳、タマゴ、チーズ、お肉などです。でんぷんと蛋白質の割合は1対1のほうがいいです。一つ例を挙げましょう。朝食にパン二枚を主食とした場合は、ハム、チーズ、タマゴ、キュウリやトマトをあわせて食べます。さらに、牛乳或いはジュースを飲めば、元気はつらつの一日がスタートできるでしょう。
豆類に含まれている鉄分は人間のエネルギーの主要な媒質です。器官や筋肉に酸素を運ぶ重要な役割を果たしていますから。もし鉄分が足りないと、貧血、めまいなどを引き起こしやすくなります。動物の肝臓やお肉には鉄分が含まれていますが、アズキ、黒豆或いは大豆を食べても鉄分の補充になり、疲労などの改善に効果があります。ですから、朝食には豆類の食品をお薦めします。
そして、ホウレンソウです。ホウレンソウには特に女性にとって不足しがちなマグネシウムが含まれています。女性は毎日摂取するマグネシウムが280ミリグラム以下だと、疲労感を感じるようになります。ですから、女性はなるべく朝食でホウレンソウを食べることをお薦めします。
高エネルギーの食品と呼ばれる果物をご存知ですか?それはバナナです。バナナには人体が吸収しやすい炭水化物があるのと同時に、カリウムも豊富です。カリウムは筋肉と神経の正常な機能を維持する役割がありますが、体内では長時間の保存ができないのです。運動した後は、カリウムがとても低いレベルまで下がります。研究の結果、カリウムが低いと、筋肉痛、心拍不全、反応が遅くなるなどの症状が生じます。ですから、バナナを食べれば、すぐカリウムが補充できるのです。
高蛋白質の魚類のうち、マグロには豊富なチロシンが含まれています。チロシンは脳の働きを活発にする神経伝達物質の原材料となるもので、チロシンを摂取することにより脳や神経の働きが良くなり、思考力や集中力が高まります。ですから、もし試験や面接、重要な会議などを控えていれば、朝食にはマグロを食べることをお薦めします。
もし朝食で繊維質の高い食べ物を食べると、それ以降あまり空腹にならないことが研究で分かりました。繊維質は消化のスピードを抑え、血管に炭水化物を絶えず補給します。つまりエネルギーが絶えず獲得できるのです。オートミールは繊維質を豊かに含んだ食べ物で、血糖値を割りと高いレベルに維持でき、元気の源となります。
生理前後の女性は疲れを感じやすくなります。そこでカルシウムの豊富な食品、例えば、脱脂ヨーグルトなどを食べると大きく改善することができます。そして毎日ヨーグルトや牛乳を飲めば、腹痛、疲労、イライラするなどの症状を和らげることができます。カルシウムは筋肉の緊張を緩和させ、内分泌を調整する役割がありますから。
朝起きて、余り元気がない時は、オレンジ類の果物を食べると、疲れ感を一掃できます。オレンジ、ミカン、レモン、ザボンなどの果物にはレモン酸が含まれ、疲労の原因となる乳酸を分解する作用があります。そしてこれらの果物にはビタミンCもあり、鉄分の吸収にもプラスとなります。特に女性は鉄分が足りない人が多いので、朝ごはんの時、タマゴの料理とともにオレンジジュースを飲むことをお薦めします。
ヘルシー中国、今日は朝食の賢く美味しい食べ方をご紹介しました。ではまた来週、お会いしましょう。(ooeiei、小野)
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