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中日国交正常化39周年特番~身近な中日友好(3)~中国の小さな町で夢を追う日本人

2011-09-24 13:25:20     cri    

























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 中国に暮らしている日本人にマイクを向け、身近の中日友好にクローズアップします。今回は北京からちょっと離れたところに目を向けたいと思います。黒龍江省の鶏西です。

 鶏西は人口75万人の地方都市です。黒龍江省の北東部にあり、ロシアに隣接しています。皆さんがよくご存知のハルビンからは車で6時間ほど離れています。最後に紹介するこの方は、鶏西にあるギター工場で働いている横川やすしさんです。

 ハルビンはどんな街が想像つきますが、そこから6時間というとかなりの距離ですよね。正直にいうと日本人の方がいることにも驚きました。日本人といえば横川さんの上司がお1人いらっしゃるそうですが、それ以外の日本の方とは会ったことがないという横川さん、一体どんな暮らしをしているのでしょうか。伺ってみました。

 横川:来る前に、僕も黒龍江省っていうところへ行ったことがなくて、どんなところなのか、ちょっと不安でした。歩いて、町は一時間もあれば歩けてしまうようなところです。本当にどうしても必要なものであれば、日本から取り寄せたりするんですけれども、それ以外は自力でどうにかするか、もう中国のあるものに慣れるしかないんですね。自炊する時もあれば、現地の中華を食べることもありっていう感じですね。

 町は一時間もあれば歩けてしまう規模。日本人の姿はありません。日本の店もありません。これ、日々、ストレスが溜まります。北京や上海のような大都会なら、日本に近いところがありますけど、遠い東北の小さい町、日本の方にとって、慣れないことがきっと多いでしょう。しかし、横川さんは自分のストレス解消法を持っているようです。

 横川:ネットとかで、日本の友達に愚痴を言ったりとか、或いは同じような環境に身を置いた人間と話しをして、そうだよね、そうだよね、言ったりとか。僕自身は音楽が好きなので、音楽、楽器には支えられていると言えば、支えられていますね。仕事自体は非常に好きな仕事をやっているっていうことでしょうね。人付き合いに関しては、日本よりも、何というか、人と人の垣根がなくて、気さくなので、そういう意味では、仕事上でも生活上でも、面倒を見てくれるという意味ではすごく、人のいい連中ばっかりなので、そういうところではずいぶん助かっていますね。

 低迷する日本経済の厳しい雇用が多くの人が海外へ目を向ける要因となっているようです。インターネットと仕事に支えられること。横川さんが赴任を受入れたのは、何よりも仕事内容が自分の好きなことだったからでしょうね。

 グローバル化の波はもはや止められず、人材の流動は今後も増えていくことでしょう。異文化による摩擦、責任者としてのプレッシャー、これに耐えるのはなかなか大変ですけれども、鶏西での生活が3年目になる横川さんはこんなアドバイスをくれました。

 横川:日本で働いていると、それはいままで自分の習慣というものになってって、それを正しいという常識を持って中国にいらっしゃる方もいるんですけれども、ただ、こちらに来ても必ずそれが中国人の常識ではないというところがありますし、彼らが彼らにいままでやってきたものがあるので、必ずしも自分が日本から持ち込んだモノを彼らに教えてあげればいいというわけでもないというところは一つ重要なところかもしれません。

 自らの文化を持ち込むのではなく、相手を尊重することが重要だという横川さんのアドバイスに同感しますね。国籍を問わず、人間同士の付合いには何より大事なのは、お互いに誠意を持って尊重しあうことだと思います。

 (終わり 取材:吉野 文・整理:エーリン「イキイキ中国」より09/24)

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