2008年に中国のネット人口が米国を抜いて世界一になって以降、中国のネット人口は2009年も世界のインターネット市場をリードし続けた。「毎日経済新聞」が伝えた。
中国インターネットネットワーク情報センター(CNNIC)が今年7月に発表した報告によると、2009年6月30日の時点で、中国のネット人口は3億3800万人にのぼり、2008年末よりも13.4%増加した。インターネットの普及率も25.5%に達している。中国のインターネット市場は将来的な潜在力が推し量れないほど巨大だ。
■ネット広告が持続的に成長
ネット人口の増加に伴い、広告主から益々人気を集めているインターネット。昨年、世界経済が低迷を続ける状況にあって、中国のネット広告市場は依然活力にみなぎっていた。統計データによると、7-9月期に中国のネット広告市場は前年同期比17.9%増の57億4000万元に達した。こういった成長が続けば、2009年通年の市場規模は200億元になると見込まれる。
清科集団の最新分析の報告によると、ネット人口の増加とオンライ時間の延長により、インターネットやモバイルインターネット、ラジオ・テレビネットワークを融合した、パソコン画面、携帯画面、テレビ画面のシームレス接続がいずれも中国のインターネット領域で成長していく傾向にある。同じく、より正確な検索システムやターゲットを絞った動画、バラエティに富んだ表現スタイルのほか、オンラインとオフラインによる各種パラレル配信も中国のネット広告の成長方向となっていくだろう。
■企業資本の運用が頻繁に
ネット人口の基数とネットの普及率の増加に伴い、中国のネット企業はグローバル市場でも活躍し、資本運用が頻繁になる。
昨年4月2日、中国の代表的なポータルサイト「捜狐(SOHU)」傘下のゲーム会社が無事ナスダックに上場し、SOHUは国内で初めて2社の上場企業を有するネット企業となった。ナスダックに上場したゲーム会社の株式は最終的に19倍の超過額で買い取られ、当日2.06ドルで始まった価格を37.9%も伸ばした。
昨年9月26日、盛大ゲームもナスダックに上陸し、ホールディングカンパニーへの道のりにいいスタートを切った。6月9日に華友世紀と買収協議を結んだ盛大は、11月12日には湖南テレビと6億元を共同投資し盛視影業を設立、同月27日に華友世紀との株式交換によって動画サイト「酷6網」を買収した。「中国のディズニー」の夢が今、盛大のエンターテイメント帝国の布石のもと実現に向けて加速している。(人民ネット)
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