中国民用航空局がこのほど発表した最新の統計データによりますとと、今年1-11月には全国の民用航空の旅客輸送量がのべ2億1148万人に達して、初めて2億人の大台を突破しました。国際線の貨物・郵便輸送量は前年同期比0.2%増加し、今年初めてプラス成長を達成しました。
同期の民用航空産業全体の輸送トンキロは386億5千万トンキロで同11.4%増加しました。旅客輸送量はのべ2億1千万人で同19.6%増加し、貨物・郵便輸送量は398万3千トンで同5.7%増加しました。11月末現在、民用航空全体の利益は118億元に達しました。
11月の月間データをみますと、輸送トンキロは前年同月比22%増加し、前月比2.5%減少しました。うち国内線は4.8%減少し、国際線は2.4%増加しました。このことから、国際線は明らかに回復・成長軌道に乗ったものの、国内線は季節的な要因がからんで前月比輸送トンキロが微減したことがうかがえます。貨物・郵便輸送量は前年同月比、前月比ともに引き続き増加。国内線の前月比伸びが大きく、国際線は前年同月比0.2%増加して増加率が1-10月を3.9ポイント上回り、今年初めてプラス成長を達成しました。
通年の貨物・郵便輸送量は国際線、国内線ともに前年比増加率が上昇傾向にあります。これは比較の対象となる昨年の数値が世界金融危機により低かったことや、今年の国内経済の緩やかな回復ぶり、下半期の国際経済情勢の好転、中国工業生産額の急速な回復、輸出情勢の好転などと関係があります。
同局の李家祥局長によりますと、今年の民用航空の運営でみられた特徴として、国内輸送の伸びが国際輸送を上回ったこと、旅客の伸びが貨物を上回ったこと、支線輸送の伸びが幹線輸送を上回ったこと、西部地域の空港の輸送量の伸びが東部地域の空港を上回ったこと、私的な目的での航空機利用の伸びが航空輸送全体の伸びを上回ったこと、などが挙げられます。(人民網より)
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