清華大学がまとめた最新の予測によると、GDPは今年下半期も引き続き上昇し、同期には9%に到達し、通年では8.17%に達する見込みといいます。「北京晨報」が伝えました。
清華大学で17日に行われた「ポスト危機時代の中国・世界経済の新局面」と題する経済フォーラムには、国家統計局の姚景源チーフエコノミスト、清華大学中国・世界経済研究センターの李稲葵主任、ゴールドマンサックスアジア有限責任公司の胡祖六董事総経理(取締役社長)といった経済学界の重鎮が出席しました。
22日に発表される予定の今年第3四半期の経済運営データについて、李主任は「GDP増加ペースは今年下半期も引き続き上昇する。国際金融危機の影響で昨年は全体的に数値が低かったこともあり、今年第3四半期のGDP成長率は9%を超え、第2四半期の7.9%を大幅に上回る見込みだ」と楽観的な見方を示しました。
李主任によると、今年1-9月のGDP成長率は7.78%に達し、通年では8.17%に達するとみられ、「8%維持」の目標は確実に達成できる見込みです。
ここ数カ月間、肉類、卵、野菜などの食品価格が上昇しており、消費者物価指数(CPI)も第2四半期に底を打って上昇に転じました。CPI成長率は第3四半期はマイナス1.23%、通年ではマイナス1.02%にとどまるが、来年は2.33%に到達する見込みです。
姚チーフエコノミストも楽観的な見方を示し、「中国経済の今年の安定化・回復の傾向は持続する。今年の中国経済で最も重要なのは成長を維持することだ。来年の中国経済の特徴は、構造的な変化の中によりはっきりと現れる」と述べました。
実際、首都経済貿易大学、中央財経大学、中国人民大学がこのほど共同で発表した第3四半期の大陸部消費者信頼感指数によると、経済発展に対する人々の信頼感が引き続き上昇しており、124ポイントという高いレベルに達して、年初以来の最高を更新しました。
またすでに発表されたデータをみると、今年9月には人民元建て各種貸付金が5167億元増加し、増加額は前月比26%増加し市場の予測を大幅に上回りました。同月の電力使用量も前月比10%以上増加し、増加率は前月を上回りました。
胡董事総経理は「中国は大規模な経済刺激プランにより、今年のGDP成長率8%維持は確実となった。中国は世界の経済復興を牽引し、衰退を脱するための主戦力となっている」と述べました。(人民ネットから)
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