中国国家工商行政管理総局商標局の李建昌局長はこのほど記者会見で、「中国企業が海外の権利保護と海外の登録を重視すべきだ」と表しました。
李建昌局長は「2006年、中国の老舗である『王致和』の商標がドイツの会社によって権利を侵害された。ドイツ一審の判決では、『王致和』が勝訴したが、ドイツの会社は上訴した。二審の判決で『王致和』は勝訴した。また、ドイツのこの会社は中国のほかの有名な企業と老舗の商標をドイツで登録した。これを十分重視しなければならない」と述べました。
また、李建昌局長は「商標の登録は、多くの国では登録優先の原則を取っている。最初に登録した企業がその国で商標の専用権を享受することになる。このため、中国の企業、特に有名な企業と老舗の企業は、自らの製品をさらに多くの国に輸出したければ、それらの国で商標を登録し、自分の合法的な権益を保護しなければならない」と強調しまた。
『王致和』とは創始者の名前から名づけられたメーカーです。これまで340年あまりの歴史を持っているこの老舗は中国で有名な調味料の製造企業です。日常生活で使う醤油や酢などはもちろん、最も人気のある商品は豆腐をバターのように発酵させた醤豆腐です。
これから海外市場にどんどん進出していく中国企業にとって、商標登録をして、自分の知的所有権を守るのが課題となっています。(04/26)
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