会員登録

中国教育国際化の30年

2008-12-30 13:43:34     cri    

 中国では、30年前、一般の人々にとって外国へ留学することは夢にも思わなかったことです。改革開放30年来、中国の社会経済が急速に発展し、教育の国際化も速まっています。現在、留学はすでに困難なことではなく、中国に留学する外国人も増えています。

 朱子娟さんはドイツゲーテ学院北京分校の職員です。1999年、大学卒業後、3年間教鞭を取っていた彼女はドイツへ留学に行くことを決めました。朱さんはシュツットガルト大学へ留学し、デザインを学習し、異なる文化背景の下で知識を求める楽しみを受けたばかりではなく、多くの国を旅行するチャンスを得ました。4年間の留学によって、朱さんは新たな生活の道を選びました。

 朱さんは「留学によって自分をさらに育てられ、外国での生活を通じて、異なる角度から自分をじっくり見ることが出来ました。すべてを新たにスタートし、さまざまな環境に適応するようになった」と話しました。

 現在、朱さんは、国をまたがる文化交流の仕事に携わっています。留学で積み重ねた経験によって、仕事が順調に進んでいます。

 ここ数年、朱さんのように外国へ留学する中国人はますます増えてきました。これについて中国駐在のマイケル・ドイツ大使は「現在ドイツには3万人余りの中国留学生がいる。人数はアメリカやフランスおよび欧州のその他の国をはるかに超えている」と述べました。

 歴史を振りかえって見れば、中国人の留学ブームは当時の社会、経済環境と緊密に関わっています。19世紀の末から、戦乱の圧力の下で、一部の先進的な知識分子は欧米や日本などの国へ留学に行き、国と人民を富強にする道を探しました。有名な政治家周恩来氏、鄧小平氏。有名な科学者銭学森氏らはその中の優秀な代表人物です。1949年、新中国成立後、イデオロギーや国際環境によって、教育の交流は比較的保守的なものでした。1978年は中国の改革開放の転換点でした。教育の国際協力問題が改めて重視されるようになりました。指導者鄧小平氏は、中国の各方面の発展を促すため、多くの人材を外国へ研修に行かせることを明らかに表明しました。その年の12月、52人の公費研修生はアメリカへ派遣され、中国人が出国する新しい時代を切り開きました。

 教育省国際交流協力局の張秀琴局長は「1978年から2007年末まで、中国留学生の人数は120万人に達し、留学先は100余りの国と地区に及んでいる」と語りました。

 現在、公費留学のほか、自費留学生の人数も絶えず増えています。これは物質レベルの向上や外国語技能の強化によるものです。人々はグローバル化の下で、世界を理解し、世界に融合しようとしています。また、現在、帰国留学生は近代化建設の中で重要な役割を果たし、改革開放に伴い、急速に成長する中国の経済や燦爛たる歴史文化に魅了され、多くの外国人留学生も中国を訪れています。(トウエンカ)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS