中国新聞社の伝えたところによりますと、李克強首相は26日、北京で座談会を召集し、専門家や学者、企業関係者から『政府活動報告』への意見と提案を聴取しました。
席上、大学や研究機関、金融機関の専門家や学者が目下の経済情勢に対しそれぞれの意見を述べ、インターネットや電子情報、起業・投資、建材など異なる業種の企業経営者がそれぞれの業種における市場トレンドに関して、見解を発表しました。出席者は皆、「昨年、複雑で厳しい内外情勢を前に、中国経済は7.4%の成長を実現し、とりわけ、政府と市場との関係、市場の活力を刺激する上で著しい成果を収めた。起業・イノベーションを奨励する上で大きな突破口が見られ、国民生活も新たな改善が収められた。これらはたやすく実現できるものではない」という見方を示しました。
李首相は「去年、改革と発展で収めた成果は在席者の皆さんも含め、全国が上から下まで一丸となった努力の賜物だ。今年は繁多ある課題の中、やはり発展こそ最重要課題だ。我々は多くの困難とチャレンジに直面しており、重大な任務を担っているため、引き続き心を一つにして努力していく必要がある」と話しました。
国務院発展研究センターの呉敬璉教授、中国(海南)改革発展研究院の遅福林院長、国務院参事室の姚景源特別研究員らは、「成長スピードが緩やかになり、一部の企業が経営難に陥っている中、より多くの精力を改革に注ぎ、構造改革をもって今直面している構造的な矛盾の解消につとめ、近代サービス業などハイエンドの産業を発展させ、経済の効率を高めていく必要がある」と述べました。
李首相はさらに、「経済成長が新常態(ニューノーマル)に入った今、改革の全面深化という早送りのボタンを押し、政府と市場という"二つの手"を使いこなし、伝統産業のグレードアップの加速化、新興生産力のいち早い成長というダブルエンジンを強固なものにして、新常態における安定成長と構造調整のバランスをとり、中高速成長を維持しながら、中高レベルへとまい進していくことを中国経済の主旋律にしていくべきだ」と話しました。(Yan、高橋敬)
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