中国の李克強首相は現地時間の21日午後、ダボスでスイス連邦のソマルーガ大統領と会談しました。

　李首相はその際、「今年は両国国交樹立65周年に当たり、これを機に両国の政治的相互信頼を固め、実務的な協力を深め、両国関係をより高いレベルに引き上げ、両国人民により多くの恩恵をもたらしていきたい」と述べました。

金融分野における両国の協力について、李克強首相は「スイスが人民元の国際化プロセスに参加し、チューリッヒで人民元オフショア市場の建設を支持することを中国は歓迎する」と述べました。さらに、人的交流の拡大に期待を寄せ、両国が「外交パスポート所持者の相互ビザ免除協定」に基づき、人的往来により多くの条件を作っていきたいとの考えを示しました。

これに対し、ソマルーガ大統領は「両国国交樹立65周年を契機に、互恵協力を拡大し、国民の友情を深め、金融分野での協力を推し進め、スイスで人民元のオフショア業務センターを構築することを望んでいる」と期待を寄せました。

両首脳はさらに、両国の金融、食品薬品、科学研究、人的往来など、関連分野での協力協定の調印式に立ち会いました。（01/22　Lin、Kokusei）