中国の劉結一国連常駐大使は19日、ニューヨークにある国連本部で「世界のテロ取締り闘争におけるアフリカの最前線としての地位を高く重視すべきだ」と話しました。

　劉大使は「アフリカのテロ取締りは世界のテロ取締りにおける重要な一環である。国際社会は何の政治上の条件もつけずに、アフリカ諸国のテロ取締り能力の向上のために支援しなければならない」と強調しました。

　また、劉大使は「テロ取締りに二重の基準を用いてはならず、特定の民族や宗教をテロリストと結び付けてはならない。『国連憲章』の趣旨と原則を守り、当事国の主権、独立、領土の保全を尊重し、国連と安保理の主導的な役割を十分に果たすべきだ。各国は『グローバル対テロ戦略』と安保理の関連決議に基づき、テロ組織のメンバー、資金、装備、宣伝のルートを断つ措置を講じて、テロリズムを生む土壌を除去しなければならない」と指摘しました。（殷、小山）国際・交流へ