中国の李克強首相は現地時間14日午後、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談しました。

　李首相は「中国とロシアは互いに尊重し合い、相手国が自国の国情に合致する発展の道を歩むことを尊重し合い、核心的利益や重大な関心事に関して支持し合い、両国の全面的な戦略的パートナー関係は絶えず発展している。中露首相の定期会合は19回行われ、両国関係の長期性と安定性を十分に証明している。先日終えたたばかりの会合での成果は豊富であり、両国の実務的協力の発展を強力に推進できるだろう」と述べました。

　また、李首相は「中露関係の見通しは明るい。双方が共に努力して両国の貿易投資の規模を拡大し、エネルギー、金融、高速鉄道などの分野での協力を推進し、両国経済の発展に助力し、両国の国民に幸せをもたらすよう期待する」と述べました。

　プーチン大統領は「露中関係の急速な発展をうれしく思っている。去年、世界経済が不況にある中、両国の貿易額は依然として高度な成長を保った。今回、両国首相の定期会合は多くの収穫があり、双方が多くの協力文書に調印した。今回の李首相の訪問が両国の各分野での協力に強力な推進力をもたらすと信じている」と述べました。（玉華、高橋敬）