中国の李克強首相は現地時間13日午後、モスクワでロシアのメドベージェフ首相と共同記者会見を開きました。

　李克強首相は中ロ首相定期会合の結果を紹介した後、「中ロ全面的戦略パートナーシップは新たな発展段階に入り、世界で最も人口の多い中国と最も国土面積の広いロシアは、さらに隣国であることから、双方の協力は必然的に戦略的で安定し長期的になり、双方の利益と需要に合致するとともに、互恵共栄の結果をもたらし、両国人民だけでなく、世界の平和と繁栄にも有利だ」と語りました。

　李首相はさらに、「両国の実務的協力の未来は明るく、双方は徐々に市場を開放させ、貿易レベルを向上させながら、双方向の投資を拡大し、戦略的な大プロジェクトの協力を重点に推し進め、中ロ間の実務的協力を革新的にレベルアップさせていく」と指摘したうえで、両国の文化協力や教育協力、両国青年の友好交流などにも期待を寄せました。

　これに対し、メドベージェフ首相は両国の戦略パートナーシップの重要性を強調し、「今回の首相定期会合は両国の発展を大いに推し進め、経済貿易協力を拡大し、2015年の2国間貿易額を1000億ドルにするという目標達成を目指し、ハイテク、投資、農業、金融、大プロジェクトの協力を促進しながら、文化協力と青年交流を促し、両国の末永い友好を推し進めていく」と語りました。（10/14　Lin,小山）