李克強首相は現地時間13日午前、モスクワでロシア国家会議（ロシア連邦議会の下院）のナルイシキン議長と会談しました。

　この中で李首相は「去年より、習近平国家主席とプーチン大統領は数回にわたって会談を行い、良い成果をあげている。中露の全面的戦略パートナーシップは、信頼感の高い双方の政治面に限らず拡大されつつある経済貿易協力や文化交流の面でも具体化している」と述べた上で「中国は両国の議会間の交流拡大と協力を支持し、中露友好の理念に基づき双方の実務的協力を推し進め、両国の長期的な発展において民意の基礎を固めていきたい」と強調しました。

　これに対し、ナルイシキン議長は「露中両国は、国家独立、主権と領土の保全における重要な問題において互いに支持しあうと同時に、国際問題でも緊密な連携を強め、世界平和、安定と発展を力強く維持している。ロシア連邦議会の下院は今後も全人代との交流を強化し、両国関係の発展に貢献していきたい」と話しました。

　一方、李首相は同日、クレムリン宮殿外にある「無名烈士（名も無き戦没者たち）」の墓に花輪をささげました。（ミン・イヒョウ　林）